火打山


個人山行 sue
【日  時】 4月16日(金)
【天  候】 晴れのち曇り
【メンバー】 solo
【山  域】 頸城
【時間記録】 笹ヶ峰7:40 - 黒沢8:35 - 富士見平10:20 - 高谷池10:55 - 火打山12:30~12:45 - 影火打のコル13:00 - 本流出合14:10 - 賽の河原14:35 - 北面台地末端15:10 - 笹倉温泉16:20
      



火打山から笹倉温泉へはずっと前から行きたかった。 笹ヶ峰までの除雪が終わったようなので雪がなくならないうちに好天の日をねらって出かける。

今年は雪融けが早く笹ヶ峰キャンプ場の駐車場のあたりで1mもない。 火打山登山口からほぼ夏道通しで特に問題はない。


【黒沢】

十二曲がりから先のやせ尾根で雪が切れていたが富士見平までは雪もたっぷり。 焼山と火打山が大きく見えるが天気がスッキリしない。 高谷池ヒュッテは営業の準備をしていた


【富士見平から火打山】

火打山頂に近づくにつれガスが出てきた。晴天のはずだったのにピークではすっかり霧につつまれてしまった。 これ以上ガスが濃くなると滑降のルートファインディングが難しくなるのでシールをはずしてすぐに影火打のコルを目指す。


【火打山頂】

コルから先も視界が悪く慎重に降りる。 標高2200m付近まで来るとガスが薄れて北面台地が見下ろせた。

【焼山北面台地を見下ろす】

しだいに周りの山々も見えてきた。この辺りは晴れていれば雄大な景色を見ながら豪快な滑降になるのだろう。


【左は焼山の斜面、正面奥は昼闇山】

ルートはやがて火打-焼山鞍部の胴抜けキレットからの沢と合流する。幅の広い緩やかな沢の中を下って行くといつしか焼山北面台地の一角に出る。 そして最後の難所賽の河原を横断すると焼山登山道のある広大な台地にでる。振り返ればいつしか青空が広がり火打も焼山もくっきりと見える。この風景は特別だ。


【北面台地末端から火打焼山】

北面台地を後にアマナ平に下り焼山橋まで約1時間。その間ずっと雪がつながっていた。 北面台地はほぼ同標高の笹ヶ峰に比べてはるかに積雪量が多い。

焼山橋から笹倉温泉まではスキーをはずしてひと歩き。笹ヶ峰から火打山まで標高差1150mを登り、火打山頂から笹倉温泉まで2000m降りてきた。距離は20㎞。 高齢者の仲間入りを間近に控えた身にはかなりきつかった。 ところが温泉で疲れを癒す間もなく最終バスが来てしまった(泣)。

念願の火打~笹倉温泉は体力的にもこれが最後のチャンスで、そしてもう2度と行くことはないだろうと思って出かけてきた。 けれどこのルートは実にすばらしい。もう一度行ってみたいという気にさせる。晴天の時にもう一度トライしてみたい。実現できたらうれしい。