中ノ岳(2085m)~丹後山(1809m)周回


会山行 sue
【日  時】 2021年7月10~11日
【メンバー】 4人
【天  候】 《10日》くもり一時小雨
       《11日》雨のちくもりのち雨
【時間記録】 《10日》十字峡7:50 – 千本松原(2合目)9:50 – 日向山(5合目)11:55~12:30
           – 池ノ段(9合目)15:20– 中ノ岳山頂15:50 – 中ノ岳小屋16:00
       《11日》小屋5:50 - 最低鞍部7:00 - 小兎岳8:15 – 兎岳8:40~9:05 - 大水上山9:35~9:55
           – 丹後山避難小屋10:40~11:10 - 丹後山登山口13:30~13:45 – 十字峡14:25

      



 梅雨空の中、十字峡の登山口を出発する。駐車場から道路を横断するとそこからすぐ急登が始まる。1合目から2合目の間に2カ所のクサリ場があり雨でぬれていて滑る。2合目からは少し傾斜は緩くなるものの5合目の日向山まで見通しのきかない登りが続く。

 
 〈2合目千本松原から5合目日向山〉


 5合目でいったん急登から解放される。登山口から一気に1100m以上登っているので一息つくにはいいところだ。晴れていれば目の前に登行意欲が萎えるほど中ノ岳が大きく待ち構えているのだが幸いガスって何も見えない。

 5合目から6合目までは残雪が多く登山道には雪解け水が流れていた。6合目を過ぎると再び登りとなり8合目から9号目までは最後のダメ押しともいえる急登となる。9合目から先は岩場を歩いてようやく山頂に着いた。


 〈もうすぐ9合目池ノ段〉



 〈中ノ岳山頂〉

 
 時折小雨が降ったものの雨具を使わず登ってきたが山頂からはガスで何も見えず明日の晴天を期待して小屋に向かう。小屋の中は草刈り作業の人たちが1階を使っていたので2階に上がる。一般登山者は我々のみで2階を広々と使わせてもらった。


 〈中ノ岳避難小屋 山頂から10分程度〉


 2日目は最初から雨具を着てのスタートになった。山頂の天気は昨日よりもさらに悪くて先を急いだ。兎岳との最低鞍部までは雨に濡れた岩場を慎重に下る。

 ここで我々より遅く出発した草刈り作業の人たちが追い越していった。前日の作業の続きをするようだ。おかげで刈払った後の道を歩かせてもらえる。


 〈コバイケイソウが多かった〉


 しかし、小兎岳の手前で今度は我々が追い越した。雨に濡れたササヤブをかき分けてビショビショだ。草刈りのありがたさを実感する。

 兎岳の山頂に着くころには雨も上がった。さらにうれしいことに行く手のガスの中から刈払い機の音が聞こえる。反対側からも草刈り作業が進められていたのだ。この先は草刈りが終わったばかりの道を気分よく歩いた。

 
 〈手前、大水上山 奥、兎岳(右) 小兎岳(左) 〉


 
 〈利根川源流〉


 
 〈丹後山に向かう〉


 丹後山避難小屋でしばらく休んでから下山を開始する。半分くらい下ったところでまた雨が降ってきたので再び雨具を着て長く急な道を下る。登山口からは普段より増水した三国川の渓谷美を眺めながら十字峡に戻った。

 ちょうど同じくして草刈り作業の人たちが軽トラの荷台に乗って帰ってきた。最後にもう一度お礼を言って帰路についた。