岩菅山(2295m)・烏帽子岳(2231m)


個人山行 sue
【日  時】 2021年8月29日
【メンバー】 solo
【天  候】 くもりのち晴れ
【山  域】 志賀
【時間記録】 岩菅登山口8:20 – 岩菅山10:10~10:20 – 裏岩菅山10:55~11:05 - 烏帽子岳12:20~12:40 – 裏岩菅山14:00~14:10 – 岩菅山14:45~14:55 - 岩菅登山口16:25

      



 8月もう終わる。どこにも登らないうちに夏が終わってしまう。夏が過ぎ去る前に急きょ行くことにした。行先はまだ登ったことのない烏帽子岳。秋山郷最奥の切明からの往復コースだ。

 切明に到着して急いで支度をしていると・・。『あ゙~っ、コンビニでお昼買ってくるの忘れた!』
 手元にある食べ物は、パン1個とブルボンプチが2本だけ。行程が長くしかも初めてのコースでこれだけの食料では不安だ。あきらめるしかない。
 とりあえず津南まで戻ってこれからどうするか考えることにした。引き返し始めてハタと気付いた。そうだ、このまま志賀高原まで行ってしまえばいい。岩菅山経由で烏帽子岳往復ならそれほど厳しくないはずだ。すぐにUターンして志賀を目指す。

 岩菅山の登山口にはすでに20台以上の車がとまっていた。さすが人気の山だ。登山者も子供から高齢者まで幅広い。
 岩菅山頂にはたくさんの登山者が来ていた。しかし、その先の裏岩菅を目指す人はそう多くはない。さらに裏岩菅から先はもう誰も行かない。自分にとってもこれより先は初めての未知の道だ。

 
 〈岩菅山頂 山頂は広い。石造りの避難小屋もある〉


 
 〈岩菅 → 裏岩菅 こんな稜線がずっと続く〉


 
 〈裏岩菅山頂 同行のオニヤンマくん〉

 
 裏岩菅からしばらくは広い稜線上の展望のない樹林の中を行く。稜線が大きく東に曲がるあたりからだんだんと稜線は狭くなり、南側が開けた稜線上を歩くようになる。晴れていなくて残念だった。
 烏帽子岳の頂上は草に埋もれかけた三角点があるだけで山名板さえもない。何もないけれど癒されるところだ。出発が遅かったので長居もできず来た道を戻った。


 
 〈烏帽子岳山頂 三角点があるだけでまったくピークらしくない〉

 
 
 〈烏帽子 → 裏岩菅 来た道を戻る〉


 
 〈烏帽子 → 裏岩菅 ガスの切れ間からやっと見えた裏岩菅〉


 
 〈裏岩菅 → 岩菅 行く手の岩菅山を越えるとあとは下るのみ〉


 
 〈岩菅 → 登山口 寺子屋峰への分岐ノッキリで岩菅山とはお別れ〉


 登山口に帰り着くともう自分の車しかなかった。GPSデータを見ると往復19.4㎞歩いていた。烏帽子岳は志賀高原の方から行っても楽な山ではなかった。