戸神山(772m)・迦葉山(1322m)


会山行 sue
【日  時】 2021年10月23日
【メンバー】 4名
【天  候】 曇り時々晴れ一時雨
【時間記録】《戸神山》
       登山口駐車場8:35 – 戸神山9:25 – 高王山10:05 – 戸神山10:40~11:00 – 駐車場11:30
      《迦葉山》
       弥勒寺駐車場12:20 - 坊主台12:45~13:20 – 迦葉山13:55 –駐車場14:40
     



 10月の会山行は八海山の計画だったが、またしても雨。予定を変更し群馬県を目指して関越トンネルを越えるも・・・「あ~、雨だ」。しかし、行く手には青空も見えている。天気の回復を期待して沼田インターを出る。

 まずは戸神山。この山は高速道路で沼田付近から見えるきれいな三角形の山だ。
 歩き始は軽トラが走れそうな道をのんびり歩く。ずっとこんな道なのだろうかと少々不安に思っていたら、山道に入ると間もなく岩尾根になった。群馬県は岩山が多いが、ここも低山ながら岩山だ。山頂まで岩尾根が続き歩いていて飽きない。
 そして、山頂は思いもよらぬ大展望。眼下に沼田市街、正面には赤城山とその広大な裾野が広がる。近くの榛名山や子持山もよく見えていた。晴れていたらもっと遠くの山々も見えるのだろう。あまりいい天気ではなかったが登山者は多かった。
 戸神山から先は高王山まで道が続いているので行ってみた。こちらも道はよく整備されているが眺望はない。麓の集落に近いようで犬の鳴き声まで聞こえてくる。
 山頂一帯は山城の跡なのだが、今はテレビの電波塔が立っているだけで何もない。長居をするような所ではないのですぐに来た道を引き返した。
 再び戸神山を越えて駐車場に戻り、次の迦葉山に向かった。

 
 《登山口の駐車場から戸神山》


 
 《道の脇にこんな木彫りがいっぱいある》


 
 《岩稜を登って行くが難しくはない》


 
 《戸神山山頂から子持山》

 
 
 《戸神山~高王山のルート》

 
 迦葉山(かしょうざん)は天狗信仰の霊山で今も多くの人が訪れているようだ。迦葉山弥勒寺には日本一大きな天狗のお面がある。
 寺の駐車場に着いた時は冷たい雨が降っていて登高意欲も湧かなかったが、とりあえず何も持たずに天狗のお面があるお堂まで行ってみた。中には巨大なお面が2面とほかにも大小たくさんのお面がある。天狗の面だらけでお堂の中は真っ赤だ。
 そうこうしているうちに雨もやみ青空も見えてきたので車まで荷物を取りに戻って登山を開始する。
 登山道はスギ林を抜けると巨木の混じる広葉樹林となる。立枯れの木や倒木もそのまま残っていてこの森の深さを感じる。
 山頂までの中間付近に坊主台というところがあって、ここには巨大な岩塔がそびえている。いかにも天狗が住みそうなところだ。この岩の中央に大きな割れ目があり、ここを通るのが「胎内くぐり」だ。胎内くぐりを抜け、さらに岩のてっぺんまで登れるようになっている。
 坊主台でお昼にしたあと山頂に向かった。山頂の展望はあまり良くなかったが、午前中に登った戸神山が見えた。天気はいっこうによくならず風も冷たいので早々に下山した。

 
 《ここが迦葉山への登山口》

 
 
 《こんな林の中を登って行く。樹木の種類が多い》


 
 《ここが坊主台。左の岩の割れ目が胎内くぐり。一見登れそうにないが鎖が付いている》


 
 《山頂から午前中に登った戸神山が見える》


 
 《迦葉山から先にも道は続いていた》