小野岳(1383m)


会山行 sue
【日  時】 2022年10月10日
【メンバー】 7名
【天  気】 雨のち曇り
【山  域】 南会津
【記  録】 大内登山口8:50 - 標高1223m地点10:30 - 小野岳山頂11:20~12:15
        - 標高1223m地点12:45 - 登山口14:00
       



 裏磐梯コースから磐梯山に登るはずだった。
 秋晴れの空と紅葉が待っている。迷うことなく登山日は10月10日に決めた。我々世代は10月10日なのだ。あの日の空は白黒テレビでもはっきりと抜けるような青空だとわかった。

 しか~し、天気予報は1週間前からずっと雨。予報が変わることを信じていたが、前日になっても変わることはなかった。
 風も強そうなので磐梯山はあきらめ、南の方が少しは天気が良さそうなので小野岳に変更した。山に登れないようなら大内宿観光に変更である。

 雨は朝のうちに上がる予報になっていたが登山口まで来てもしょぼしょぼ降っている。すぐには登る気になれないので少し様子を見ることにしてT女史推奨の湯野上温泉駅まで行ってみた。駅はなんと茅葺である。こんな駅は初めて見た。

 登山口に戻ってもまだしょぼしょぼ雨が降っている。が、なんと登山口の駐車帯に3名の登山者がいてちょうど出発するところではないか。こんな日によく登るものだと思いつつもあとに続いた。
 
 《大内宿のすぐ近く》

 砂利道を少し行くと山道に変わる。雨の中、スギ林の沢沿いの道を真っすぐ登って行く。スギ林を抜け広葉樹の山腹を斜上してゆくと尾根上に出た。雨が上がりうっすらと日も差し天気が良くなってきた。
 道はよく刈払われていて歩きやすい。
 
 《ブナ林に日が差してくる》

 標高1223mから先はいったんゆるく下り、それから小野岳山頂を目指して最後の登りとなる。この辺りはブナやミズナラの巨木が多い。標高はさほど高くはないが、さすが南会津の山だ。
 
 《巨木の森を行く》

 山頂が近くなるとところどころ視界が開けてくる。遠くに見えるきれいな三角形の山は磐梯山ではないか。なんと磐梯山も雨が上がっていたのだ。
 
 《見てはいけないものを見てしまったような・・》

 山頂には祠があって信仰の山のようだ。周辺は広く草地になっていてのんびりするにはちょうどいい。でもしばらくするとガスってきたのでお昼を済ませて引き上げた。
 
 《メンバー全員無事登頂》

 霧の中の下山となったが1223m地点を越える頃にはガスもなくなった。朝まで雨が降っていたものの滑るような所はほとんどない。
 
 《霧の森を下》

 その後も雨に降られることもなく順調に登山口に戻った。