南アルプスを歩こう・おまけ
日向山
個人山行ku-ninn275
【日 時】2023年11月3日(金・祝)
【メンバー】
【天 候】晴れ
【山 域】南アルプス
【時間記録】尾白川渓谷7:30 - 矢立石登山口8:30 - 雁ヶ原9:55~10:25
- 日向山三角点10:30 - 矢立石登山口11:25 - b尾白川渓谷12:00
10月に黒戸尾根を登った時に知った山。甲斐駒ヶ岳と鋸岳を結ぶ稜線の中間くらいから派生する八丁尾根の先端に位置する標高1660m、南アルプス主稜の前衛峰の山だ。コースタイムは登り2時間半ほどで手軽な山のよう。
山名からにして、太陽の光をサンサンと浴びる山頂に違いないと思い、今シーズンの南アルプス登山のフィナーレに登ってきた。
登山口は黒戸尾根と同じ、尾白川渓谷。10月に来たときは寒く風も冷たかったが今回は小春日和で暖かい。
登山道は竹字駒ヶ岳神社の手前から入る。針葉樹林帯を登り林道に出たと思ったら、矢立石登山口だ。ここにも駐車スペースがあるが、数台しか止められないので、ほとんどの人たちが下から登ってきていた。
道は歩きやすく道標もしっかりしている。樹林帯の変化のない登山道だが、登山口からの標高差1000メートルがそれほど気にならない。傾斜が緩くなったと思ったら、山頂三角点の分岐となる。そのまま歩いてくと急に視界が開けた。
「わぁ~」と声を上げてしまった。
日向山山頂の西側に広がる雁ヶ原。花崗岩が風化してできた砂礫帯だという。「天空のビーチ」と呼ばれ、展望も素晴らしく、甲斐駒ヶ岳は大きくそびえ立ち、八ヶ岳連峰もよく見える。青い空と白いビーチ。もちろん白いビーチに降り注ぐ太陽の光は輝いている。いつまでも見飽きない絶景が広がっていた。
帰りに寄った三等三角点がある山頂は樹林帯の中。キラキラした雁ヶ原は素晴らしいけど、静かな山頂も落ち着ける空間となっていた。
今年は思い切り歩けた南アルプス。まだまだ歩きたいルートはたくさんある。日向山も期待どおりの魅力いっぱいの山だった。
<雁ヶ原。奥は八ヶ岳>
<甲斐駒ヶ岳>
<山頂。三等三角点がある>