大倉山@静かな山最後のご奉公3
個人山行(なんちゃってテレマーク)
【日 時】2024年3月16日(土)
【メンバー】 M
【天 候】 晴れ・微風
【山 域】 会越県境
【地 形 図】 安座
【実録時間】 駐車場所9:23 - 作業場跡9:44 - スギ林終わり10:45 - 705m標高点11:22
- 山頂12:16<昼の憩い>12:59 - 作業道13:41 - 作業場跡13:54 - 駐車場所14:12
先週の守門で標高500m以上では雪があることは分かった.
今年のYAMAPで懐かしき大倉山の活動日記を拝見した.
大倉(だいくら)山ならば標高400mくらいまで作業道がある.
この小雪でもなんとかなるだろうということで13年ぶりにN型山岳会会長直伝の大倉山に突撃である.
【安座川沿いの道は数カ所雪切れあり.】
【橋を渡って左岸側に.】
除雪は関根まで.
車で行けるところまで入ったが,すぐに進めず.ここからシールで歩く.
安座川沿いの道路は何か所か雪が切れているが,そのままスキーで歩く.
橋を渡って左岸側に移るとすぐに以前,作業場があった広場に至る.
村人がクレソンであろうか摘み菜をしている脇を抜けて作業道への急斜面をショートカットして上がる.
【以前,作業場があったところから作業道に上がる.何とか雪は繋がっていた.】
【作業道に上がる.】
一つ目のカーブを曲がった先の沢をいつもは登るが,雪の状態が分からないので作業道を歩く.
【雪があるときは,ここから沢を詰めて登るが,この小雪で雪の状態が分からないので,確実なところまで作業道を行く.】
雪が十分ありそうなので標高350m付近からスギ林を直登する.
スギ林は標高550m付近で終わり,斜度が緩くなると開けたコナラの林となる.
平坦地を抜けて右側の登山道を歩く.
スギ林と違って,気持ちのいい斜面が続く.
【標高350m付近で作業道から離れ,杉林を直登する.】
【杉林は標高550m付近で終わり,まずはコナラの林に至る.】
【雪の状態】
途中,遠くにとクマらしきものが見える.
この陽気で目覚めたのだろうか.
笛を吹いたがピクリともしない.
しないわけである.
近づいたら,お気づきのとおり切株であった.
春スキー気分で来たが,少々風があって歩いいても涼しい.
ほぼ登山道とおりに歩く.
標高700m付近で尾根が細くなり,ここで飯豊連峰が初めて見える.
この尾根を挟んで左手の斜面が本コースで滑りが一番楽しいところである,粉であれば.
【ここで,ようやく飯豊山が望める.】
【標高700mの尾根から一番の急登斜面に移る.】
【快適斜面】
【気持ちのいい尾根が続く.】
開けたブナの林をしばらく登ると大きなスギが見えてくる.
このスギが見えると山頂は近い.
【山頂】
【川内の山々が木の間越しに望める.】
山頂に至ると,なんと山頂銘板がブナにくくり付けてあるのを発見する.
以前来たときは,全く気付いていない.
結構,年季が入っているので雪に埋まっていて気付かなかったのだろうか.
【山頂銘板】
【雪は腐れており,完全春スキー】
帰りの滑りは腐れ雪で語ることはない.
スギ林の中はこの陽気でも固くなっているところもあり,さらに語ることはない.
スギ林を抜け,作業道に何とか滑り降りる.
やれやれである.
滑ってきたな,と喜んでいる場合ではない.
今回の行程で最も困難な難しくて難儀なところが待っているのである.
【作業道の倒木,ここが今回一番の難所!】
倒木が作業道を塞いでいる.
倒木の枝にスキーで乗っかりストックでバランスをとって何とかやり過ごす.
後は作業道を滑り,安座川沿いの道路に出て車に戻る.
【安座川沿いの道路に無事到着】
【駐車場所】
大倉山,地味な山である.
山頂からの展望も地味である.
滑りも語るところなく地味である.
しか~し!そのおかげで静かな山がしみじみと楽しめるのである.