南アルプスを歩こう⑥

椹島~千枚岳~悪沢岳


個人山行 ku-ninn278
【日  時】2024年9月13~16日(金~月)
【メンバー】
【天  候】記録時間参照
【山  域】南アルプス
【時間記録】<9/13>曇り/晴れ   新潟 = 新静岡IC = 畑薙ダム15:00 = 椹島16:00
      <9/14>晴れ      椹島6:40 - 清水平10:05 - 駒鳥池12:25 - 千枚小屋13:05
      <9/15>雨/晴れ/ガス 千枚小屋5:30 - 千枚岳6:15 - 悪沢岳7:30~8:00 - 千枚小屋
                 9:45 - 見晴台11:15 - 清水平12:05 - 椹島14:20
      <9/16>晴れ/曇り   椹島6:10 = 畑薙ダム = 新静岡IC = 新潟



 10年くらい前に2泊で悪沢岳から赤石岳を縦走したことがあったが、今回は椹島をベースに悪沢岳をピストン、久々のテント泊の計画を立てた(といっても、椹島の2泊だけなのだが)。
 
 中部横断道路が開通したので、北陸道、中央道経由でも新静岡インターまですべて高速道路で行けるようになった。
 畑薙ダムからバスに乗り換え、椹島に入る。9月も中旬になると日も短くなり、テントを張り、準備万端整えたら、暗くなりつつあった。
 
 翌日は明るくなってから朝食を食べ、テントを撤収。もちろんテントは椹島ロッジのコインロッカーに預けて出発する。
 登山口は車道を少し歩いたところにあり、まずは吊り橋を渡る。尾根上にある鉄塔まで急な登りが続き、岩頭見晴という岩場を越え林道を横切ればなだらかな道となった。
 
 登山道は同じ南アルプスの地蔵尾根のように、針葉樹の美しい森の中に延々と続いている感じ。清水平も水がゴンゴン流れ、森のオアシスだ。
 上部は明治時代に木材の搬出に使ったという「木馬道」という、ほぼまっすぐな中急斜面の道が続いている。変化もあまりなく、見晴台分岐を見逃してしまい、気付いたら駒鳥池まで来てしまっていた。ここまで来ると千枚小屋は近かった。
 
 夜半過ぎから降った雨も夜明け前には上がった。千枚岳直下で森林限界を越えるが、雲が多く、展望はあまり利かない。
 千枚岳からちょっとした岩場を過ぎて、ほんの少しだけ稜線漫歩を楽しみ、青空の下、悪沢岳の山頂に立つことができた。連休なので大勢の人が行き来している。
 小休止の後、千枚小屋に戻る。歩きやすい「木馬道」を快適に下り、登りで見逃した見晴台で展望を楽しみ、最後に少し怖い吊り橋を渡り、椹島に戻った。
 
 キャンプ場では暇を持て余すかと思っていたら、テントを乾かしたりとやることも多く、周りの人たちとの談笑もあったりで、あっという間に暗くなってしまった。
 2週続けての南アルプス山行となったが、ゆっくり行程でもあり、南アルプスの魅力にどっぷりつかった2日間だった。
 

 
 <椹島のキャンプ場>
  
 
 <登山口になる吊り橋。何気に怖い>
 
 

 
 <木馬道。1週前の仙塩尾根と同じ風景…。>

 
 <荒川小屋。きれいな小屋で居心地も良かった>
 
 
 <富士山と日の出>
 
 
 
 
 <悪沢岳に登っていく>
  
 
 <悪沢岳山頂>
 
 
 <荒川中岳と前岳>
 
 
 <ダケカンバのトンネル>
 
 
 <駒鳥池>
 
 
 <見晴台から見た悪沢岳>
 
 
 <見晴台から見た赤石岳>
 
 
 <快適なテント泊だった>