鳥海山(中島台〜千蛇谷〜新山頂上)


個人山行 TA
【日時】2020年3月26日(木)
【メンバー】会員外1名
【天候】晴
【山域】
【時間記録】中島台駐車場6:00〜新山頂上13:00〜中島台駐車場16:00


今年は小雪で下越の山は山スキーが出来るほど積雪がなかった、鳥海山の様子は?で3月中旬に湯の台から滝の小屋と中島台から樹林帯を抜けた稲倉岳東壁付近を偵察してきた。いずれも雪が少なく藪が出ない内にと、例年は4月に入ってから行っている鳥海山へ早めに行く事にした。なおこの偵察山行はKさんに同行してもらい湯の台からの滝の小屋周辺と北面鳥越川からの新山や稲倉東壁の絶景を楽しんでもらった。

前日は遊佐のキャンプ場でテント泊をして、早朝中島台駐車場へ向かう。ゲートは閉まっていたが動かして入る、車道も駐車場もすっかり雪が消えていた、平日にもかかわらず車が4台ですでに山スキーヤーは出発していた。

中島台が標高約450mで樹林帯を抜けた鳥越川と稲倉東壁の下が標高約950mさらに登って千蛇谷入口のいつも凍ってシール登行の厳しい大斜面を上るとようやく標高約1800mの千蛇谷にはいる。新山頂上が2236mなので標高差は約400m、あとは疲れた体だましながら外輪山の氷壁の美しさを励みに休み休み淡々と登って行く。頂上社務所の下まで来れば新山頂上は目の前、夏道側は急斜面でシール登行は厳しいので外輪の最高峰七高山の真下付近より頂上へ続くスノーリッジをルートにとる。風も収まり先行者の残したシュプールを見ながらわずかに登ると頂上に着いた。中島台出発から約7時間、標高差約1800mいつ来ても厳しい登りだがなぜか毎年来てしまう、これは鳥越川と稲倉東壁や千蛇谷の美しさに魅了されるのだろう。


樹林帯を抜けた鳥越川から新山頂上


稲倉岳東壁


稲倉岳を背後に千蛇谷をめざして登る


はるか先中央の外輪の下が千蛇谷になる。


振り返れば海側は晴れてきた、海岸線も見える。


千蛇谷に到着、さあもうー頑張りこの先小さいが段差を三つ越えると頂上社務所


氷雪の外輪火口壁


氷雪の外輪火口壁(頂上社務所付近)ここから壁に沿って七高山の直下スノーリッジへ


新山頂上到着12:50、疲れました。


外輪の最高峰七高山


頂上から祓川方面、祓川山荘も見えた


これからスキー滑降、千蛇谷を見下ろす。


千蛇谷の出口で新山と外輪山を振り返る


帰路、いい感じに稲倉岳に日があたっている