石  黒  山

個人山行ku-ninn14
【日時】2006113日(祝)
【メンバー】2
【天候】晴れ
【山域】
【地形図】
【時間記録】8:50登山口 − 11:50山頂小屋13:10 − 15:50登山口


 キノコの採れそうな山に行こう!という話になり、石黒山はどうかということになる。私は朝日スーパー林道沿いだし人も多そうなので乗り気ではなかったが、あのうっそうとしたブナ林だから絶対にある!と言われ石黒山に行くことになった。

 11月初めの連休初日、この連休中は晴れの予報、紅葉も真っ盛りで見ごろとなっていた。登山口…には、車がもう10台近く止まっておりびっくり、これではキノコの量より人の数だと驚く。沢沿いのブナ林を歩いていくと、戻ってくる人たち数人とすれ違う。途中まで行ったが、キノコの影もないので戻ってきたとのこと。あの車の数だとそうだろうと納得する。紅葉は美しいの一言。キノコが採れなくてもこの紅葉が見られただけで良かったのだとこちらも納得。

 沢から離れ、尾根に登りつく。ここまでも倒木が多く登山道脇でもナメコをチラホラと採りながら行く。山頂が近くなり広大なブナ林が広がり、ここでザックを置いて中に入ることにした。飯豊山塊と違い、沢が切れてないので大分深く入っていくことができる。今回は熊対策で大中小、3ケの鈴を鳴らしている。もう一人は頭をやられないようにとヘルメット着用で万全の体制だ。

<ヘルメット姿でブナ林を行く>

太い立ち倒木があるので近寄ってみると、な、なんと、その片割れの倒木に黄金に輝いているナメコがびっしり!!。ヒョエ〜〜、目が点になるとはこういうことかもしれない。すべて採り尽くすのに20分はかかっただろう。見事なナメコ倒木だった。いつも後で思うのだが、カメラを持って探索に入らないのでナメコ倒木の実際が撮影ないのが残念。見せてあげたい、あのナメコの輝き。

<山頂の避難小屋>

ご満悦で登山道に戻り、山頂直下の避難小屋前で昼食とする。この避難小屋、まったく補修されてなく、屋根は辛うじて付いているといった状態になっていた。山頂には6、7人のパーティーがいるそうだ。このパーティーはキノコには関心なし、の人たちだそうだ。こちらはそそくさと昼食を終え、もう一度、林に入る。あった、あった!食べごろナメコがびっしりと生えている。すごいではないか。肉厚のブナシメジもがっさりと採る。もしかしたら、この山に入るキノコ採りの人たちは沢沿い中心で、尾根までは入ってこないのではないだろうか。登山口で車を見たときのあの落胆しきった気持ちはどこかに飛んでいってしまっていた。帰りは重いキノコ入りのザックを担ぎ、ルンルン気分での下山だった。登りも下りも1ピッチ、だが、壮大なブナ林の中、ゆっくりとキノコ探索ができた山であった。



<今回の収穫。ナメコがほとんどとブナシメジ>