御 神 楽 岳

個人山行  OZA1

【日時】 2006年10月22日(日) 日帰り
【メンバー】 単独
【天候】 晴れ
【山域】 会越県境
【コース】 蝉ケ平コース
【地形図 2.5万】 御神楽岳
【コースタイム】 
登山口駐車場発7:25 – 湯沢出合 8:15 – 高頭 9:50 – 湯沢の頭10:45 – 御神楽岳山頂着 11:45
御神楽山頂発11::50 –湯沢の頭手前ピーク着 12:30(昼食)、発 13:00 – 湯沢出会 15:30 – 登山口車駐場16:25


岩っぽい山に登りたくなり、御神楽岳へ単独で出かける。当初は御前ヶ遊窟を計画したが、季節的に日も短くなってきているので今の内に時間のかかる御神楽岳の蝉ケ平コースを登ってみることにした。御神楽岳は室谷口と会津側の霧来沢口からは登ったことはあるが、この山の真髄を味わうにはこのコース以外ないだろう。登山届を記入し広谷川沿い歩き始め、暫くすると遭難碑が3つ建っていた。昭和30年代から40年代に遭難した人らしい。追悼の歌が石碑に刻んであり、当時の親御さんの嘆きが偲ばれる。自然に手を合わせると共に、絶対に遭難はできないと決意を新たにする。小一時間ほど歩くと湯沢の出会いに到着する。御神楽岳の岩壁がまるで谷川岳のようだ。そこからは本格的な登りとなり、評判通りの岩場の連続する険しい登りとなる。登るにつれ次第に湯沢の頭をピークとする岩壁群の全境が見え始め飽きさせない。朝はひんやりと空気が冷たかったが、登るにつれ、10月末とは思えないほど日差しが強く、気温も上がってきた。だんだん苦しくなってきてペースも落ち、後ろから来た新潟市の男性にあっさり抜かれる。高頭を過ぎた頃からばてばてになり、“疲れた”とか“アヘ~”と独り言を言うようになっていた。それでも何とか湯沢の頭に到着し、そこから雄大な本峰を眺めながら休憩する。どうも体力が落ちたようだ。昨日の結婚披露宴の出席時に飲みすぎたことが原因か?いや、やはり以前より明らかに気力、体力共に落ちていると思う今日この頃だ。いよいよ本峰の登りにかかる。一旦下り、登り返す、途中山頂から偵察に来た福島の男性と会い、こっちは大変かい?などと聞かれる。どのコースも楽とは言えないだろうが一応大変と答え、是非一度はどうぞと案内した後、最後の登りにかかる。稜線分岐にくるとあとは僅かだ。山頂に着くと人が大勢いて、落ち着いて座れる場所もなさそうだったので、少し降りてから休もうとすぐに下山にかかった。湯沢の頭の手前のピークで休憩を取る。この尾根は見晴らしが良く景観も素晴らしい。秋の陽だまりの中で気持ちの良いひと時を過ごした。下山はさすがに慎重にならざるを得ないところが多く、登りと同じ位の時間を費やす。難所ではあるが高頭と湯沢出合間がこのコースのハイライトと言っていいだろう。標高はそう高いわけではないがこの景観はなかなかお目にかかれないと思う。

<迫力の景観~高頭への登り途中から>

<湯沢の頭から御神楽本峰>

<山頂から湯沢の頭>