大  樽  山

会山行ku-ninn5
【日時】200679日(日)
【メンバー】2
【天候】曇り→雨
【山域】飯豊山塊
【地形図】朳差岳
【時間記録】新潟6:30 - 奥胎内ヒュッテ8:30 - 奥胎内橋8:55 - 小休止9:29~9:37 - 小休止10:23~10:37 - 大樽山11:00~13:00 - 小休止13:49~14:01 - 奥胎内ヒュッテ14:57


 天気は下り坂で、お昼には雨が降り出すようだ。今週は飯豊の山開きなのだが、止まっている車はそれほど多くはないようだ。今回は一周コースを歩きたいと思って計画した。大樽山からアゴク峰を越え、鉾立峰へは歩きたいルートになっている。奥胎内ヒュッテからすぐに尾根に取り付くルートは何度か歩いたことがあるのだが、長い尾根で山頂まで3時間から3時間半くらいかかったようだった。だが、奥胎内橋に伸びている尾根はそれよりも短いようだ。縦走するのだったら、時間が短いルートを歩いたほうが効率がいいと思い、下見を兼ねての山行となった。

奥胎内橋を右手に見てすぐの尾根に取り付く。尾根に乗るまではものすごく急だった。それこそ手足を使っての登はんだったが、尾根に乗ってからは中急斜面の登りが続く。ヤセている尾根でもあり、道形ははっきりとしている。だが、途中の広いブナ林を越えると尾根が広くなっていき、道形をはずすようになる。どうもウルシの木が目に付き、避けながら登る。今年は山菜採りも含めて、3~4回ほど植物にかぶれている。医者通いもしたほどだった。天気の方は雨こそまだ降り出していないが、雲が厚くガスも降りてきていた。

稜線近くからは道がまったくなくなってしまった。強引にヤブをこざき、ピークに飛び出ると山頂だった。飛び出した途端に雨が降ってきた。急いでターフ(ターフといってもツエルトのフライ!!)を張ってお昼とする。雨がものすごい勢いで降っているが、7月にもなると暖かい雨で雨粒さえ当たらなければ苦にならない。幸運にも、さて出発という時に雨は止み、アゴク峰あたりまで見えるようになった。あの峰を越え主稜線まで歩いてみたい、けど、日帰りは厳しそうだ。しかし、泊りの荷を担いでのヤブこぎは、やはり敬遠したい。後日考えることにしよう!!

下りははっきりとした道だった。前回登ったときよりも道形がはっきりとしてきたのではないだろうか。下りでも十分に大丈夫なほど道がはっきりとしていた。途中からは登った尾根がよく見える。奥胎内橋から2時間で山頂に着いたのだから、当たり前だが、こちらより短い尾根だ。稜線近くのヤブのことを考えても、登りに使ったほうがよさそうだ。

ブナ林の急坂を下ると終点も近い。このブナ林は本当に端正で美しく、大好きな場所となっている。

何年も思ってはいるのだが、一度秋の紅葉時に来てみたい。