タカマタギ

会山行ku-ninn1
【日時】2006429日(土・祝)
【メンバー】
10
【天候】晴れ
【山域】谷川山塊
【地形図】土樽

【コースタイム】新潟
5:20−毛渡橋8:05−松川分岐9:40−棒立山11:00−タカマタギ11:40−棒立山12:00~14:00−松川分岐14:20~15:05−毛渡橋15:50


山岳雑誌を見ていると、残雪期の特集でよく出てくる“タカマタギ”。谷川連峰にあるらしい。土樽駅から登るので、アクセスが良いらしい。2万5千分の1の地図を見てみると、なるほどラウンド谷川連峰の展望台という感じだ。一度は登ってみたい山。残適期は4月下旬までか…今年は雪が多いいので、4月下旬でも十分楽しめるだろう、と計画する。

早朝、新潟発。総勢10人の参加となる。2日前までは荒天の予報だったが、前日になり晴れに変わる。毛渡沢の橋に車を止め、平標新道への林道に入る。高速道路をくぐった所で林道から右に分かれ残雪の針葉樹の中を行く。林道は奥まで除雪されているようだった。今春、遭難事故が相次いだからだろうか。

針葉樹が開けると、大きなカールとなっている。一息入れて、松川分岐に向って右の尾根を登る。尾根に乗るまでは急だが、尾根上は快適なブナ林の道を行く。松川分岐はなるほど大きく尾根が2ツに分岐している。茂倉新道からせり上がっている茂倉岳が大きく見えてきた。松川分岐からは一端尾根が細くなりヤブをこいだが、また広いブナ林になる。急登を越えると、棒立山だ。このあたりから、トレース跡がはっきりとしてきた。今日は誰もいないが、やはり人気の山なのだろう。

<棒立山からタカマタギへ >       360度展望の山頂には古い道標がある>

ここで荷物をデポし、タカマタギを往復してくることにする。緩やかな尾根を下り、少しのヤブを登り返すと、タカマタギの山頂だった。古い道標がある。展望は360度だ。3月に不幸な事故があった仙ノ倉山の北尾根や万太郎尾根が目の前に伸びている。行ってみたいが、どちらも険しそうに見えるなあ。隣の日白山へはぜひ歩いてみたい。東谷山から二居スキー場に下りてみたいと夢が広がる。

棒立山頂でお昼。タカマタギ同様、展望が素晴らしい。山頂は地が出ていたので、そこで宴会となる。太陽の光の中でのひと時、最高の時間だ。記念撮影して、下山。雪の下山は楽しい。半分滑りながら、走りながら、あっという間に松川分岐だ。晴天の中、すぐに下るのはもったいなく、ここでまた大休止。でも、十分明るいうちに車に到着した。日が長くなってきたんだなあと実感。残雪を満喫でき、大いに楽しめる季節、大好きな季節の到来だ!!

<谷川連峰の展望台だ>         <奥利根源流の山に向って下る>

“タカマカギ”いい山だった。展望が最高だ。ブナ林も良い。ルートも大きな顕著な尾根を行くので、すっきりとしている。登高差も900m程と適度だ。冬のラッセルも楽しいかもしれない。また、登りたい山になった。