高 知 山
会山行ku-ninn25
【日時】2007年3月21日(祝)
【メンバー】2人
【天候】曇り
【山域】二王子山塊
【地形図】上赤谷
【時間記録】林道8:41 − 山ノ神9:37 − 尾根に入る9:48 − 675mピーク10:47〜10:52 − 高知山12:00 − 815m付近テント12:10〜14:57 − 675mピーク15:14 − 山ノ神15:54 − 車16:24
何年か前に歩いた高知山から二王子岳の稜線をまた歩きたい…そう思っていたので、今回は高知山までの下見を兼ねての山行となった。幸運にも林道が開いており、砂防ダムを越え、道が左岸に渡る手前まで車で入れた。そこから歩き始めたのだが、ここ数日に降ったであろう雪が徐々に深くなり、途中からワカンを付け、山ノ神まで1時間弱かかってしまった。
以前は山ノ神に伸びている尾根を登ったが、今回は山ノ神から次の尾根に取り付くことにする。道が緩く右カーブしており、そのミラーあたりに黄色いテープがあったので、そこから山に入る。尾根は明瞭で尾根上は刈り払いされているようにすっきりとしていた。ナタ目も目立つ。やはりこちらの尾根のほうが整備(?)されているようだ。
天気は曇りから晴れということなのだが、二王子方面はなかなか雲がとれない。気温も低く肌寒い。この冬は2月と3月が入れ替わってしまったようだ。先日の高森山も膝上の深雪ラッセルだった。それも厳冬期みたいなサラサラ粉雪だった。今回も新雪が膝下までありそうなのだが、重い雪で歩きにくい。メンバーも高森山の10人と今回の2人ではまったく違う。私が遅れ気味になってしまう…それも先頭でラッセルしている人からである。情けない…涙。
675mピークで山ノ神に直接下りる尾根と合流する。ブナ林の中、赤テープがあちこちについており、よく目立つ。赤テープに導きながれながら正確に行けるようだが、私たちも後日のために付けながら行く。途中小さな支尾根が数本伸びているが、一本尾根の登りだ。
山頂に近くになるにつれ雪質はサラサラに変わっていく。雪交じりの風も強くなってくる。樹林帯の尾根腹から尾根上に上がると雪原が二王子方面に続いている1024mの山頂に着いた。標高1000mでこの荒天である、二王子岳はどのようなのだろうか。ガスで視界もなく、周りを偵察する気にもなれない。季節外れの寒波は身に堪え、すぐに下山する。
標高で200mも下ると風雪も収まる。ブナ林の良い場所を見つけテントを張り、昼食とする。風雪交じりの天気は厳冬期のようなのだが、テントを張りコンロ付けると、中はすぐに暖かくなる。時折差す日差しの中では小鳥の声も飛び交う。やはり春が近いのだろう。
下りは、675mピークから山ノ神に直接下る尾根を行く。こちらの尾根はやはり登りの尾根よりヤブがうるさく感じる。赤テープも登りの尾根より少ない。その赤テープを目印に下り、なんとか山ノ神に着く。
帰りの林道は目に見えて雪消えが早まっており、登りで1時間かかった林道を半分の時間で下りられた。やはり春はそこまで来ている。
<山頂の一端に出る>
<高知山を振り返る>