窓  明  山

会山行ku-ninn27
【日時】2007429日(日)
【メンバー】6
【天候】晴れ
【山域】南会津
【地形図】桧枝岐・内川
【時間記録】 登山口8:40 − 小休止9:379:40 − 家向山10:45 − 小休止10:5811:11 − 窓明山頂12:1612:35 − 1600m付近12:5614:46 − 家向山15:14 − 巽沢山15:46 − 登山口16:25


 「好きな山なんだよな。特に山頂からの眺めが好きだ」。3月に窓明山に登った仲間が言っていたのを思い出した。過去に数回登っているがブナ林以外、何も記憶に残っていないので、天気の良い日を狙って登ることにする。

小豆温泉手前の保太橋沢の橋の横から登る。登山口には何もないが、しっかりとした道が付いている。ジグザグに行くと、すぐに尾根道になる。雪はまったく無い。だが、今春は気温が上がらないせいなのか、小雪のわりには若葉は芽吹いていないし、花も咲いていない。

巽沢山直下で小休止。巽沢山を越え、少し登ったところから広いブナ林となり、1200mあたりから雪の上を歩くようになる。家向山のピークをトラバース気味に行き、1420mの鞍部でまた小休止。天気はというと、太陽は雲に隠されがちで、風も強く、肌寒く感じる。雪もまだクラスト気味なので、朝方はそうとう冷えたのだろう。

<山頂に続く尾根を行く>

目指す窓明山はまだ遠くに見える。隣の三ツ岩岳の方が高いのだが、山頂まで針葉樹が密になっているので、ブナ林で山頂直下は白い一枚バーンになっている窓明山のほうがより輝いて見える。木が無くなり、200m弱の急斜面を登ると窓明山頂だった。雪がクラストしていたら…は杞憂に終わった。雪は適度以上に緩んでいた。

晴天になった空の下には360度の展望が広がっていた。越後三山から浅草岳方面も指呼できる、素晴らしい山頂だった。山頂は寒いので、ブナ林まで下り昼食とする。今回はテントフライを張っての大休止だ。窓明山のブナ林は幻想的で見事の一言。

下りで、家向山から振り返った窓明山は素晴らしかった。輝く雪斜面に自分たちのトレースが見える。いくら見ても飽きない光景だった。

家向山から下る時、1450m付近は気を付けなければ…先回下った時も南西側の尾根に入り、三ツ岩岳を真正面に見て下るので間違いに気付いた。南東側の尾根に入らなくてはいけないのだ。春は雪消えが早く、自分たちのトレースも無くなっていることが多い。ブナ林の雪斜面を巽沢山に向って駆け下りる。巽沢山からは完全に夏道となり車に戻った。

<家向山から窓明山頂を振り返る>