石間〜野須張山(敗退の巻)

会山行ku-ninn18
【日時】2007114日(日)
【メンバー】4
【天候】曇り一時晴れ
【山域】五頭山塊
【地形図】出湯・馬下
【時間記録】8:51車 − 9:519:58小休止 − 10:40石戸からの尾根 − 11:57 540m地点      − 12:1415:27大休止(500m地点)− 17:08


 久しぶりの五頭山塊だった。数年前に何年か積雪期に大分通ったが、登る(登れる?)尾根もなくなり、最近は隣の菅名山塊ばかりを登っていた。今冬は雪が少なくヤブが懸念されたが、裏五頭なら大丈夫だろうと計画してみた。ルートは石間集落北の上ノ沢川左岸の尾根、1回下ったことがある尾根で、途中から石戸に伸びる尾根と分岐している尾根だ。

 寒九の水汲みの当日で、それにあぶれたメンバーが4人となる。曇りだが青空も見える、まずまずの天気だ。阿賀の里手前から左折し、高速道路をくぐり、車道終点から出発する。まずは砂取り場の急斜面の端を登る。高速道路からは丸見え。雨具に身を包んだ中年男女4人…怪しく見えただろう。

 尾根に乗っかり、林の中に入る。見事なヤブ!?が健在していた。積雪は20cmほど、雪がヤブの上にサラッと乗っているといった感じで、特に椿の枝葉が邪魔になる。急斜面は滑ると地が出てしまう始末だ。それでも歩いて1時間くらい、標高300mくらいでの小休止でワカンを付ける。雪はここ1週間で降ったといった感じで、まったく締まっていない。

 石戸への尾根分岐を過ぎてもヤブっぽさは変わらず、雪を選んで歩いていくといった感じで進む。尾根が細くなったらなったで、滑ってみたり、足を取られたりする。積雪はワカンを付けて脛くらいなので、7、80cmくらいだろうか。

時間は12時近くとなり、標高530〜540mあたり、尾根が右に折れている所でリタイアとなった。山頂まであと1時間半から2時間くらいかかるのだろう。文句は私からしか出ず、即、回れ右をしてテン場に適当な場所を見つける。大休止をしなければ山頂アタックできるのに、休養も必要かつ重要なものなのだった。

 薄日が差すと、テント内も温室になり暖かく気持ちがよい。結局、リタイア地点からアタックするのに十分だろう時間以上に休息してしまった。帰りはメンバーのひとりがワカン製作のための木を物色しながらの下山となり、車に着いたのは薄暗くなった時間であった。当日は阿賀の里でどんど焼きがあり、その燃えカス?を見ながら下ってきた。登りは目立った砂取り場の急斜面も下りは夕闇に紛れてしまっていただろう。

 ところで、今冬は本当にどうなっているのだろう?!。強い寒波も来そうにない。このルートも雪が締まったあたりで、いま一度登ってみたいのだが、その雪が降らないことには。植物だって、寒さから守ってくれる雪がないと…私だってあるべき所に雪がないと困ってしまう。楽しめないじゃない!!


<阿賀野川・対面はホウキブナ>            <本当に雪が少ない>




<黒山>