野 須 張 山

会山行ku-ninn36
【日時】20071125日(日)
【メンバー】6
【天候】晴れ
【山域】五頭山塊
【地形図】出湯
【時間記録】


 寒い日が続いたのでラッセルしに行こう!(私が言ったわけではない)、裏五頭なら雪がガッサリあるに違いないと、石戸集落から野須張山に行くことになった。私はキノコがガッサリある山が良かったのだが…。

 天気は晴れ。石戸集落の林道奥からの登山道を行く。このルートは整備されたと聞いた年の晩秋に登り、あと残雪期に石戸集落の神社の裏からヤブ尾根に取り付き野須張山に登った時の下山ルートに使ったことがあるだけだ。途中に水場があり、山頂直下が急だったということしか憶えていない。

下も紅葉の盛りは過ぎていた。雪は400mあたりから出始め、水場のある480m付近はもう雪で覆われていた。五頭連峰もナラの立ち枯れが目立つ。ナメコ、クリタケ、ムキタケなどを収穫しながらゆっくりと登る。

水場からは急登をラッセル!?しながら行く。ツボ足で15〜20cmももぐっただろうか。「思っていたよりも雪が少ないなあ」……だったらしい。雑木林を抜け笹ヤブになると山頂も近い。

 山頂は3、40cmくらいの積雪。冬の蒼い空が広がり、飯豊連峰がくっきりと浮き上がって見える。雪はどのあたりまで下りてきているのだろうか。ある一定の標高線から上が真っ白になっている。先週の大熊小屋に行ったあたりから大分雪が降ったのだろう。

菱ケ岳への尾根道もよく分かる。野須張山よりも70m高くなる。そこから五頭山までの縦走路はより雪が深いのだろう。天気は良いとはいえ雪があり、寒いのでテントを張っての大休止となる。

 何年も前に登れそうな支尾根を登り、最後に主稜線を歩きつなげたい…と通った五頭連峰、地図上の大きな尾根をほとんど歩いた。その後も思い出したようにポツポツとだが登り続けている。今冬もこの主稜線に来られればいいな…そんな思いが過ぎった山行だった。