たいほう山(533.9m)

おにごろし山岳会の計画に参加 Ya

【日時】311日(日)

【天候】雨のち雪

【メンバー】7

【山域】1/25000地形図 馬下

【コース】五十島集落の先、高速道路の作業道に駐車、高圧線巡視路を登る。

     鉄塔NO.13まで道有り。その先はヤブ漕ぎわずかで山頂。

【記録】

 おにごろし山岳会のカンジキ山行は、毎年思いがけない山を案内してくれるので楽しみにしていた。今年は三川の五十島集落の上、たいほう山(地元ではホーキブナ山とも)の案内が来た。この山は当会でも2回ほどカンジキラッセルで登っている。

 当日は朝からあいにくの雨で、気合の入らないまま車2台で出発した。国道49号線五十島トンネルを抜け三川道の駅手前を右折、五十島橋を渡る。磐越線の踏切を超え駅と反対方向にしばらく進み、高速道の橋脚のところから高速道作業道路に入る。高速道をくぐるトンネルの近くに駐車、トンネルの中で山支度をする。850分ころ歩き出す。雨がみぞれに変わりくたびれたゴアの雨具がすぐに滲みて来た。10分ほどで高速道西山トンネルの出口(入口)上部に着く。ここから先は高圧線巡視路がはっきりとしているのでこれを忠実にたどればよい。

 ここまでの取り付きは五十島駅からだと少々わかりにくい。駅に車を置いた場合、集落を抜け寺の境内から墓地をとおり、ひとのぼりして踏み跡がはっきりしなくなった辺りを

左にわずかで西山トンネルの上に出る。

 ここからは暗い杉林の中を進む。いつのまにか我がパーテーが先頭で、その後を10人ほどのパーテーが続いた。急なジグザグの道が続きやがて杉林が終わる。その先も楢の林の中の急登が続く。歩き始めてから40分ほどでNO.19鉄塔の案内板のところへ出る。この登りでしっかりと汗をしぼられる。

 この先は緩やかになり、やがてはっきりとした尾根の歩きになる。途中のNO.21,22の鉄塔付近は、晴れていれば絶好の展望台になる。眼下に阿賀の大河を眺め、はるかに白く輝く飯豊連峰を望むことができる。(Ya。調査済み)

 NO.24鉄塔からは急坂をひと登りで電線路ルートの違うNO.13鉄塔に着く。ここまでは膝下ていどの雪でつぼ足で来たが、雪が深くなってきたので全員カンジキを付ける。

 高圧線巡視路はここまでで、この先はヤブ漕ぎになる。しかしところどころに赤布があり多少の刈り払いもされているので、ルートは明瞭だ。緩やかにブナと楢の気持ちのよい林の中をしばらく進むと刈り払われた533.9mの山頂に着く。だだっ広い場所で見晴らしはよくない。後続のパーテーが次々に到着してくる。我々は登りに見当を付けておいた広場へ戻り早速テントを設営した。他のパーテーも近くにテントを張り、突如たいほう山テント村が出現した。にぎやかに楽しくいつもの大宴会に突入した。おのごろし山岳会のM氏から八海山の差し入れもあり、宴は盛り上がった。

 いつものことだが「そして誰もいなくなった」2時にテントを撤収、下山を開始した。一気に車まで戻って3時半、無事「たいほう山」登山を終了した。

 この山はカンジキラッセルも良し、春先、晩秋の日帰りお手軽登山もお勧めです。