平   標   山

会山行 toyo
【日時】7月22日(日)


梅雨前線が本州に停滞との天気予報に接し、少々憂鬱な朝を迎える。本日の山行は上越国境の平標山1984m。新入会員歓迎山行だ。すなわち私とHさんが主役なのだから、天気のことなど四の五の言ってられない。曇天の中、登山口元橋へと向かう。途中、他のメンバーと合流しつつ8:15に元橋に到着。駐車場では先着の車も多く、他のパーティーがストレッチなどをしている。さすが100名山、人気の山だ。相変わらずの曇りだが気合を入れて8:30出発。意外に暑くないなと思いつつ急登をのぼるが、やはり汗が噴出してくる。デトックス効果が期待できそう。先頭のYさんのペースもゆっくりでなんとか私もついてゆける。昨夜晩酌を控えたことが奏功したようだ。木立の中を進むうちやがて鉄塔がみえてくる。鉄塔とは少々興ざめだがうれしい休憩ポイントだ。ザックを投げ出しウーロン茶をガブ飲みする。一息つくうちに、雨が本格的になりそうな気配。あわててカッパを着込み出発するが、これがまた暑い。天気の回復を願いつつ尾根筋を松手山に向かう。幸い雨は止んできたが、ガスで展望が効かず残念だ。ガスのなか、森林限界に達したあたりにピークが出現。松手山1614メートルに10:20到着。行程の半分まで来たか。雨も上がり急ぎカッパを脱ぎ、やっと蒸し暑さから開放される。ありがたい。プラティパスを丸ごと凍らせて持ってきたが、程よく解けた冷水が旨い。ガスの中、次のピーク一ノ肩が薄っすらと見える。ガレ場の一本道のようである。もう一踏ん張りだ。10:30松手山を出発。ガレ場が階段に変わり、単調ではあるが高度を稼ぎながら登り続ける。あえぐこと約一時間、11:25一ノ肩1800メートルに到着、小休止。ここからは笹原となり目前に平標のピークがみえる。意外に近くなだらかなので安心だ。11:35一ノ肩を出発、気持ちのよい稜線を進み11:50ついに平標山に到着。山頂は広く、早速宴会の準備に取り掛かる。シートを広げブーツを脱ぎ、先ずはビールで乾杯。やがて次々に食材が出てくる。焼肉が旨い。うなぎが旨い。ビールがすすむ。締めの冷たいそうめんが喉に嬉しい。そうめんは他のパーティーにも振る舞い、すこぶる好評だ。あっという間に時間は過ぎ、下山の時刻となる。記念撮影を終え13:45に山頂を出発、平標山の家を目指す。下りはなんと楽なことか。濡れた階段に注意しつつ14:25山の家に到着。新しい小屋で気持ちがよさそうだ。14:45に小屋を出発。ここからは少々ぬかるんでいるが、階段になっており下りやすい。テンポよく下り続け2:55林道に下り立つ。あとは林道を1時間程歩くだけ。帰りの温泉を楽しみに、ゆっくりと林道を進んだ。