祝 瓶 山

会山行ku-ninn53
【日時】200883日(日)
【メンバー】3
【天候】晴れ
【山域】朝日山塊
【地形図】
【時間記録】針生平駐車場7:53 − 祝瓶山頂11:2313:28 − 駐車場15:57


久しぶりの山、それも数年ぶりの祝瓶山で真夏日の山行となった。登山口には数台の車が止まっている。カゴを提げたキノコ採りの人たちが戻ってきた…季節の流れは速い、もうキノコ採りである。

 すぐに荒川に架かっている大石橋を渡る。板一枚が乗っかっているだけの橋だ。しばらくはブナの原生林を行き、大朝日岳との分岐点から祝瓶山への尾根道に入る。夏の青葉で日差しは遮られているが、急登なので汗が滴り落ちる。当たり前なのだが、急峻な山容の山は急登だ。

3ピッチで祝瓶山頂着。飯豊連峰は霞んで見えない。大朝日岳も山頂部分は雲に覆われている。

日差しは強く暑い。大展望の山頂だが、晴れた日は逃げるところがなく、直射日光を遮れない。時折吹く風が心地よかった。トンボがもう発生していて、虫がいないので過ごしやすい。空や陽はまだ夏のそれだが、山はもう秋に向かっているのだろう。

思いのほか登山者もいない山だ。私たちと前後して登った1パーティーと、山頂直下で下りパーティー2組とすれ違っただけの静かな山となった。この真夏日の中、好んで登られる山ではなさそうだ。そのおかげで山頂も私たちだけという贅沢な時間を過ごした。

 夏のうだるような暑さの一日、急登で汗をかきたい、開けた山頂で日光浴したい、うっそうとした森で森林浴したい、そしてなんと言っても、静かな山を楽しみたい人にもってこいの山のようだ。



<板一枚の大石橋>



<山頂>



<登山道の下り>




<ブナの林を行く>