木  六  山

個人山行ku-ninn48
【日時】2008429日(祝)
【メンバー】2
【天候】晴れ
【山域】川内山塊
【地形図】高石
【時間記録】 悪場峠10:36 − 木六山頂12:2714:29 − 悪場峠16:26


 数年前に矢筈岳に登った時以来の木六山だった。山岳雑誌にも紹介され、人気の山になっているらしい。今までは通過点の山でしかなかったが、単体で登ってみることにする。悪場峠が標高300m強あるので、登りの標高差が500mしかないとういのも魅力だった。

 登山口の悪場峠に着き、道路脇に止まっている10数台の車の数にびっくりする。登り口も明瞭な道になっていた。山菜採りの人たちにすれ違う。ゼンマイ採りのシーズン真っ盛りのようだ。

緩やかな登りで峠を越え水無平に着く。水無平はカタクリの花の盛りは過ぎていたといえ、新緑と山桜の花に囲まれ春らんまんの光景が広がっていた。

尾根に出るまでは急登だが、ジグザグに道が切られているので歩きやすい。イワウチワ、カタバミ、キクザキイチゲなど春の花が咲いている。尾根上の道は緩やかに続いている。春の日差しに輝く新緑、タムシバやオオカメノキの花の中をいく。

二股に道が分かれると山頂は近い。だが、山頂への尾根道(近道?)はトラロープが張られており、トラバース道を行く。このトラバース道、斜面の荒削りの道で雪も残っていて歩きにくいこと。なぜ尾根道を行ってはいけないのだろう。山頂を大分巻いたところで七郎平への縦走路に出た。



<七郎平への縦走路・奥が銀次郎、銀太郎山>

山頂からは素晴らしい展望が広がっていた。七郎平から銀次郎、銀太郎への縦走路や、青里岳もよく見える。これも人気のひとつなのかもしれない。その連なる山々を見ながら昼食とした。

五剣谷岳をピストンしてきたパーティーに会う。それも数パーティーだ。最初に五剣谷岳に登った時から10年は経つ。七郎平に1泊しての登頂だった。日帰りで五剣谷岳に登るなどと考えたこともなかったが、今では普通に登られているようだ。

今は木六山もメジャーな山となったようだ。道は明瞭になり、道標も整備されていた。でも、この山、新緑と早春の花々に囲まれたこの時季とやや寒くなった晩秋が適期なのだろう。なにを言っても川内山塊の山である。蒸し暑ければ、ヒルが出るに違いないのだから。



 <木六山頂・川内山塊の展望台だ>




 <水無平と木六山>