北  股  岳

個人山行 oza1
【日時】200867-8日(土・日)
【メンバー】4
【天候】曇り/曇り後晴れ
【山域】飯豊山
【地形図】国土地理院1/25000/長者原、昭文社1/50000/飯豊山
【時間記録】
<6/7>飯豊山荘前10:40 − 温身平 11:00 − 石転び沢出合 12:40 − 梅花皮小屋15:50
<6/8>梅花皮小屋 6:45 − 北股岳7:10 − 門内岳8:15 −扇の地神8:50 −飯豊山荘前12:50


 会社のIさんから石転び沢に行きませんかとご案内を頂いた。めったにないこの誘いを断るはずもなく、万障繰り合わせて参加することとした。前日は悠峰のHP編集会議で五泉のYさん宅に泊りで御馳走になっていたので、朝早く出発するIさん達を後ろから追いかけ、梅花皮小屋で合流することとした。

Yさんには大変お世話になった上、お昼まで用意してもらい本当に感謝です。

10時過ぎに飯豊山荘前の駐車場に到着。登山届を書いて出発する。昨日のアルコールの影響か足取りがやや重い。温身平を過ぎ、石転び沢に向かう登山道を進む。途中から沢の上の雪渓に降り立ち、歩く。石転び沢出合で昼休憩とし、Yさんに貰ったおにぎりを頬ばる。おいしい。疲れた体にエネルギーが満ちていくようだ。石転び沢に目をやると先行する人達が点々と見える。上部はガスがかかり見えなくなっていた。

<石転び沢>

アイゼンを装着し、ストックからピッケルに持ち替え出発する。スキーで降りてくる人とすれ違う。

楽で早く降りることができてよさそうだが、あの重そうなスキーを担いで登ると思うと今一やりたいと思う気持ちが湧かないのは俺だけか?もっともスキー技術も自信がないが。

<中の島付近>

ゆっくりと。いかにも元気のないとぼとぼといった感じで歩く。見た目はかっこ悪いが、これがいちばん楽だ。途中5人のパーティーを追い越すが明らかに一人がバテ気味だった。中の島あたりからだんだん急な斜面となるが雪も少し緩んでいて、又、先行者の足跡もあり割と登りやすい。しかし今年は雪が多いのか小屋の直下まで雪はたっぷりだった。

<ぼんやりと梅花皮小屋、到着だ。>

アイゼンを外していたら小屋からIさんが出てきた。やあ、どうもと挨拶する。お互いほっとする瞬間だった。梅花皮小屋の中はもうすでに満杯というくらいの大勢の人で、Iさん夫妻とIさんの友人のNさんと一緒に楽しい宴会が始まった。途中から五泉のHさんや楽山会のFさんも加わり、ますます盛り上がる。時間を忘れ一番遅くまで飲んでいたようだ。頭をクラクラさせながら寝る。

 次の朝、起きて外を眺めるとガスで視界がきかない。今日もだめかと、がっかりしながら支度をすませ出発する。天気をあきらめて歩いていたが、北股岳山頂を過ぎ門内岳に向かう途中でガスが切れた。だれかが言った織田祐二ふうの きたー! という声とともに周りの景色が姿を現した。あー絶景。高山植物のなんとかイチゲとかなんとかキンポウゲもたくさん咲いている。天上の楽園だ。来た甲斐があった。

 扇の地神でHさん夫妻と別れ、梶川尾根を下った。昨日登った石転び雪渓がよく見える。よくもあんな急なところを登ったものだと感心しながら眺めた。今日も日帰りだろうか、登っている人が豆粒より小さく見える。

<梶川尾根を下る>

 景色を眺めてしばし休憩したあと、途中山菜を少し頂きながら長く急な尾根を下る。所々雪が登山道を覆っていて稜線も含めて今年は残雪が多いなと感じる。分岐から4時間かけてやっと林道に降り立った。充実の山行が終了した。帰りは梅花皮荘の温泉がまっていた。

Iさんありがとうございました。またね!