折居〜虚空蔵山

会山行ku-ninn40
【日時】2008120日(日)
【メンバー】2
【天候】曇り
【山域】五頭山塊
【地形図】天王
【時間記録】砂防ダム下9:52 − 赤倉沢橋10:49 − 尾根取付11:10 − 虚空蔵山12:3915:02 − 桂沢15:24 − 砂防ダム15:45


 前の週に五頭連峰の北部に入り、今冬は久しぶりに折居山から松平山〜山葵山あたりを歩きたいと思った。まずは折居から山葵山のルートを偵察したかったのだが、出発が遅く時間が限られてしまったので、折居から虚空蔵山を歩いてみることにした。

 数年ぶりに入った折居集落だったが、折居川上流に立派な砂防ダムが完成間近になっており、びっくりしてしまう。そのおかげで林道が除雪していて砂防ダムまで車が入ったのだが、その砂防ダムの位置確認をせずに歩き始めたので、赤倉沢林道入口を探すのに時間がかかってしまった。真っ直ぐ上流方向に歩けば、15分くらいだった。

 赤倉沢林道終点、大滝沢にかかっているえん堤からすぐ右の尾根に取り付く。伐採地を抜けヤセ尾根を行く。それも針葉樹と照葉樹が多い尾根。地図上では登山道の点線が記されているが、道形は無く、登山道があるとは到底思えない。

積雪はほとんどこの一週間で積もっただろう雪なので、小さいヤブがまだ隠れていない。また、締まって安定していないので、深くもぐり、足がとられて歩きにくい。時折、葉からの雪が爆弾のように落ちてもくる。ヤブこぎラッセルという言葉がぴったりの尾根だ。

 山頂直下で北側に尾根がぶつかるが、この尾根にははっきりと道形が分かる。何年も前に国道から登った時にここだろう尾根を折居川に向って下ったことがあることを思い出した。ここから山頂はすぐだった。山頂はヤブの中だった。五頭連峰はガスに入ってしまっていたのだが、ヤブが視界を邪魔していた。積雪は山頂で1mくらいだろう。すぐにツエルトを張って大休止とした。

 下りは道形のある尾根を行く。分かれてから20分もしないうちに沢にぶつかり、そのまま沢沿いに行くと砂防ダムにぶつかった。沢の入口に「柱沢遊歩道」と書かれてあった。これで、砂防ダムの位置がはっきりとするだろう。今冬はこの折居川源流の山々を歩いてみたい。