二 王 子 岳

会山行ku-ninn50
【日時】200861日(日)
【メンバー】15
【天候】晴れ
【山域】飯豊山塊
【地形図】上赤谷・二王子岳
【時間記録】登山口 8:32 − 二王子岳山頂12:0714:15 − 登山口17:12


 雨の予報だった天気が前日に変わり、朝から晴れの日となった。メンバーはここ数ヶ月に入会した人たちも含め15人の大パーティーとなった。登り始めが遅く、登山口の神社は車でいっぱいとなっていた。二王子人気も衰えていないらしい。

一王子小屋で小休止。新緑がこれでもか!!というくらいに萌えている。独標の下から残雪が見え始め、花もマンサクやカタクリ、ショウジョウバカマ、タムシバなど春の花が咲き競っている。昨年も同じような時季に来ているが、今年は雪消えが遅いように感じる。今日も天気は良いのだが、気温はそう上がっていないようだ。

油こぼしを登ると山頂は近くなる。お花畑はまだ雪原の中。下ってくる人たちに「飯豊の展望が素晴らしかった!」と聞かされ、胸を弾ませて山頂へと向かう。

山頂からは雲が多いながらも飯豊の大パノラマが広がっていた。雪が大分解け、お花畑が広がっているのだろうな…などと想像を巡らす。そして、山頂の一角で長〜いお昼休みとする。

雲が広がり寒くなったところで、下山開始。出発直前に胎内側から登って来たという2人パーティーが到着した。ヤブがすごく、大分時間がかかってしまったそうだ。20年くらい前に登ったことがあるが、その時もヤブで時間が相当かかった記憶がある。そうそう、今春はもう奥胎内ヒュッテまで入れるようになったようだ。

少し下ると、また日が差し始め暖かになる。美しい木漏れ日の中、シラネアオイやサンカヨウの花も咲いている。新緑の中、早春と初夏の花々が咲くこの時季、山々が見せてくれる美しいひとコマなのかもしれない。登山口に着いたのは5時も回っていた。でも、この日の長い初夏の一日、近場の山の特権でゆっくりと楽しむことができた。