芝倉山(新潟県三条市)〜猿ケ城(新潟県三条市)

会山行h-wakui
【日時】200832日(日)
【メンバー】4
【天候】曇り/晴れ
【時間記録】<3/2>守門川橋9:20 − 芝倉山(572m)11:05− 猿ケ城(650m)12:30 − 昼食12:4014:50 − 下山開始15:00 − 集落16:30


 担当の都合により日程が変更になったことにより、私も参加可能となった。急きょ、連絡を入れて、メンバーに加えてもらう。新潟を7時過ぎに出た。待ち合わせの場所の旧下田村、八木鼻駐車場に8時過ぎに着くと、袴越山を目指すグループに出くわす。天候に恵まれて絶好の早春山行となりそうだ。八木鼻駐車場からさらに10分ほど車を進めて越後長岡温泉・嵐渓荘の前を通り過ぎて、吉ケ平方向に進んだ。1台は猿ケ城からの降り口、遅場集落に駐車した。もう1台は葎谷集落の道路脇の除雪スペースに止めた。

装備を点検しここから徒歩5分ほどで守門川を渡り登山道にたどり着く。早速、ワカンに履き替えて杉林の木立を通り抜ける。急登を経てなだらかな稜線に抜け出すとテレビの共同アンテナが目に入った。葎谷集落を右手に見ながら、さらに奥へ進む。痩せ尾根を通過すると、枝をつかんで腕力勝負で急な登りが始まった。登り初めて1:40時間でようやく芝倉山に到着。さらにここから猿ケ城を目指すが、腹が減った。行動食を口にしながら、仕切り直し。リーダーが地図を片手に猿ケ城へのコースを慎重に確認する。途中、先頭に立ての“指令”でラッセル役を担当するが、30分で息が上がってしまった。頂上手前の最後の登り。覆いかぶさるような急斜面を見上げて一瞬、躊躇してしまった。おそらく30度はある雪の壁である。直登はきついのでジグザグで刻む。日差しが強く、雪も緩んで登りづらい。息も上がり、最後は腹ばい状態で急登をこなし、ようやく猿ケ城山頂に到着した。山頂からは粟ケ岳、白山、白根山などが確認できた。動物の足跡も人の踏み後もない全く静かな山だ。

早速、スコップで雪を掘り、ブロック状態で周りに積み上げた。さらにその上にターフを吊して“簡易ベースキャンプ“のできあがり。十分すぎる昼食の後、下りは赤布に注意しながら下山した。近くの「いい湯らてい」(入館料850円)にて汗を流す。午後5時以降は650円のタイムサービスがうれしい。

写真=なだらかな稜線に出ると、共同アンテナが目に入った。



写真=猿ケ城手前の急登に足より先に手が出てしまう。



写真=猿ケ城山頂から芝倉山方面を望む。

写真=雪のブロックを周りに積み上げ、風も防げてとても快適でした。