折居〜山葵山

会山行ku-ninn41
【日時】2008127日(日)
【メンバー】2
【天候】曇り
【山域】五頭山塊
【地形図】天王・出湯
【時間記録】折居集落8:50 − 砂防ダム9:15 − 滝ノ沢えん堤9:55 − 尾根合流10:30 − 夏道11:16 − ブナ林525m地点12:0014:20 − 夏道14:4015:24 − えん堤16:16 − 砂防ダム16:45 − 折居集落17:11


 今週も除雪しているはずの砂防ダムへの林道は、圧雪があり乗用車だと進入不可だった。仕方なく折居集落の端に車を止めさせてもらい歩き始める。RV車のわだちが付いているのでラッセルもなく歩ける。天気は曇りで時折雪がちらつく程度。先週から寒気が居座っていて、気温は低く寒い。

砂防ダムからは鉄砲撃ち屋さんの跡を行き、短絡ルート(?)で赤倉沢林道に出る。今回は赤倉沢上流の滝ノ沢と大石沢の間の尾根を登り山葵山に行くことにする。ヤブ尾根を少し登れば夏道にぶつかるはずだった。えん堤脇の急な尾根腹を登り、尾根上を行く。先週と同じくらいの積雪のようだが、雪が締まって安定しているので少しは歩きやすく感じる。だが、同じようにヤブがすごかった。ヤセ尾根で針葉樹や照葉樹が混じった雑木林の中を行く。

途中、280m地点だろう所で尾根にぶつかり、方向が変わる。地図上だと、ここで夏道の点線マークと重なるので夏道沿いに行けるはずだった。だが、ヤブは続いている。これは絶対に夏道ではない!とブツブツ言いながら歩いていたら、立派な夏道が右方向から合わさってきた。

 夏道があるということはすごいことだった。ヤブから解放され、夏道のありがたさをしみじみと感じた。ブナ林に変わり快適なラッセル徒歩となるところだった…のだが、ここまでほとんど歩き通しで空腹もあり、540mあたりの山葵山を見上げるところでリタイアとなった。

 お昼は少し下りたブナ林の中でツエルトを張る。積雪は1mもないくらい。山もそれほど雪が降り積もっていたわけではないらしい。天気は曇り、気温が上がらないらしく木々に付いた雪が落ちてこない。ブナの枝に張り付いた樹氷が美しかった。

 下りは途中でぶつかった夏道の道形を行くことにする。立派な夏道だった。だが、標高にして100mくらい下った所で位置確認をすると、どうも虚空蔵山に続く尾根上をいっているようだ。そして鞍部から道は赤倉沢とは反対方向に続いていた。この夏道も地図上の点線マークではなかった。赤倉沢に続く道形ではなかった。

 ここから赤倉沢に強引に下りるのも危険なので、分かれた所まで戻り、登ってきた尾根を下ることにする。天気は雲間から青空が顔を出し始めていた。分岐までもう少しのところで、ものすごい大きさのヒラタケを収穫できた。真冬のカチコチのヒラタケだ。この往復の40分が無駄ではなく、ラッキーだったことに感謝感激する。

 ここから下はやはりヤブがすごかった。トレースがなければ下るのは大変な尾根だ。今冬に折居山から縦走したいと思っている。この尾根を下りに使うことを仮定して赤テープを要所に付けながら下った。赤倉沢から山葵山への道はもう一本、スグ沢沿いにも付いている。今度はこのルートを行ってみようか。470mで主尾根に取り付いている。それか、えん堤から滝ノ沢沿いに行き、今回途中まで下った虚空蔵山への稜線の鞍部に抜けてみようか。どうしても折居側から山葵山に登頂したい。

 <ブナ林で大休止する>


<カチコチのヒラタケ>