赤  安  山

会山行ku-ninn62
【日時】2009118日(日)
【メンバー】2
【天候】晴れのち曇り
【山域】五頭山塊
【地形図】出湯
【時間記録】 
 少年自然の家9:15 − 登山口10:3010:35 − 赤安山11:22 − 620mP −  鞍部11:5714:48 − 赤安山14:57 − 少年自然の家16:12


 天気の良い日になったが、放射冷却現象で朝方は相当冷えたらしい。少年自然の家から林道を歩き始めた時もまだ凍み渡りができた。何台か止まっていた車は山葵山に入る人たちのようだ。山葵山へは少年自然の家まで除雪されているし、そこからすぐに積雪期ルートに取り付けるので人気のコースとなっている。

赤安山へは私たちだけで、林道から登山道に入るところでワカンを付ける。ここから尾根に取り付くまではジグザグに、夏道通りに登る。固まった雪は重く、くるぶしくらいまでのラッセルだ。途中忘れ物をしたのに気付き、取りに戻ったりする。

尾根に乗ると、道もなだらかになる。ここもナラの立ち枯れが多いいが、雪が付いているので、分かりにくい。標高も500mを越えると雪質も変わり、ラッセルもむこう脛から膝下くらいになる。松平山から山葵山の尾根もよく見える。昨年テン場にした杉の木立も指呼できた。山葵山の隣に、松平山との稜線尾根の向こうに見えるピークは790m峰なのだろう。

小さなピークをいくか越えると、急に出湯からの尾根が近くになった??赤安山を通り過ぎたのに気付く。広く開けたピークが山頂だったのだろう。天気も雲が広がり、風も強く寒いので、今日の目標山は赤安山だ、と、すぐに回れ右をする。風当たりの弱い鞍部でツエルトを張り、お昼とした。

ツエルトの中は時折差す日で暖かい。気温もさほど下がっていないのだろう。ガスを点けっ放しにすると、暑く感じるほどだ。ゆっくりとしたお昼を終え、下山にかかった。

下山は木々の雪が落ちたので、ヒラタケ探索をしながら下る。ナラの立ち枯れを注意深く見ながら下る。しかし、小さいのがポツンポツンと採れただけで収穫がない。腐っているのもあり、今冬は暖かい日が続いたのでヒラタケも凍り切らなかったのかな、とも思いながら、それでも目配りしながら下る。

夏道が尾根から外れる395mPから尾根上に赤の目印テープが付いていた。積雪期ルートなのだろうと、そちらに、尾根上に下ることにする。下り始めて、もう少年自然の家の屋根が見える、そんなところの立ち枯れ木にモッコリとした影が……一本の立ち枯れ木に、何層にもなっているナラタケがズッシリと付いていた!!その一箇所でものすごい収穫となった。ハッピーな気分で帰路についたことは言うまでもない。

今冬の五頭山塊巡り。赤安山から五頭山〜松平山〜山葵山と大荒川源流の山々も楽しいかもしれない。そんなことも思った山行でもあった。



<松平山>



<五頭山方向に続く尾根>


<雪でカチコチのヒラタケ>