五剣谷岳・青里岳  

個人山行  oza1
【日時】 200955日(祝)~6日(祝)
【メンバー】 3人
【天候】 曇り
【山域】 御神楽岳
【コース】 悪場峠から往復
【地形図 2.5万】 高石.室谷
コースタイム
<5/5>
悪場峠発 7:40  木六山10:00  七郎平(水場)(11:40–12:20)  銀次郎山 13:10  銀太郎山 1435  五剣谷岳 1600  テント場 1610
<5/6>
(Fのみ)テント場発 4:12 – 割岩尾根分岐 4:50  青里岳 5:53 テント場着 7:35
テント場発 815  五剣谷岳 830 - 銀太郎山 930  銀次郎山 1025  七郎平(水場) 1120  木六山トラバース道分岐 1330  悪場峠 1445


 ゴールデンウィークに一泊で行ける山を探していたが、残雪の少なさから、大方登山道のある山がいいだろうということになり、五剣谷岳が選ばれた。朝六時に二人を迎えに行く。悪場峠に着くと車が数台駐車しており、出発の支度をしていたら単独の人が下山してきて、矢筈まで行ってきたが、1泊2日の予定が時間切れで木六山にもう一泊したとのこと。残雪が少なく五剣谷から先はかなり時間がかかったという。余裕があれば今日は青里岳までと考えていたが、ちょっと無理かなと思った。

今回は旧知の仲同士なのできっと和気あいあいの旅ができるだろう。山の仲間はよいものだと思いながら、共同食はすべて自分のザックに入れてしまっていたので、エスパーステントをポールと本体、そしてフライと分割し、それぞれ持ってくれるかと他の二人に聞いた。いいよと快い返事を期待していたが、さにあらず。「えー聞いて無いぜ。テントと共同食はおまえが用意するというから小さいザックで来た。俺のはもう入らないぜ。そーいんだったら最初から言えや!」と非難されてしまった。なんてひどいやつらだ。あたりまえの話なのに思いやりのかけらもない。車で送り迎えして、みんなの荷物かついで俺はやつらの奴隷か?固い友情がもろくも崩れ去っていった。
まあ、なんだかんだと言いながら最後はもってくれたが。やはり持つべきものは良い?山友達だ 

こうして前途多難な旅が始まった。途中、木六山に登る道を間違え、引き返す。木六山頂から銀次郎・銀太郎山を見るととても遠い。七郎平に着いて昼食としたが、ブヨがたくさんでゆっくりしていれない。天気は良く景観も抜群だったが、荷も重い為か、銀次郎山に着くころから、だんだん疲れが出できてペースが落ちる。銀太郎山を越え、五剣谷岳まで8時間以上かかってしまった。以前は日帰りで五剣谷まで来たが、その頃のコースタイムとは全く比較にならず体力の低下を感ずる。そのまま青里方面へ向かうと見晴らしのいい平らの場所があるのでここでテントを張った。他には誰もいない。

矢筈岳や青里岳、その他無数の山に取り囲まれた中での夕景はとてもすばらしく、程よい疲労の中、久々に山での幸福感に浸ることができた。そしていよいよ待望の宴会タイムだ。沢山の食料と酒は豪華で、酔った勢いで会話も弾み、どうでもいい話で夜はふけていく。

翌日、Fだけは青里岳に出かけていった。ダブルOは最初から行く気が全く無く、又、一人で行った仲間を心配することもなく、朝からテントの中で酒などを飲んでいる始末だ。

8時前にFが帰ってきて。青里岳の様子などを聞くとかなり藪ではあったが、踏み跡もうっすらとあり、そんなに大変でもなさそうな話だったので、俺も行けば良かったかなと少し後悔する。テントを撤収し、五剣谷の山頂で記念写真をとった。そして、長い岐路についた。途中、七郎平で大勢の人が上がってきたが、こちらはシャイな3人組なので、すれ違い様の会話がなんとなくおっくうだった。木六山の手前でトラバース道へ入ったが、へつり道で歩きにくく、失敗だった。通常の山頂を通過する尾根ルートにすればよかったと思う。テン場から6時間半かかってやっと登山口の悪場峠に到着した。帰りは、さくらんど温泉に寄ったが、設備が故障し温泉でなく沸かし湯となっていた。




木六山山頂




銀次郎山山頂




銀太郎山山頂




青里岳山頂




五剣谷岳山頂