火 打 山

会山行  YAMA
【月日】7月11・12日(土・日)
【山】火打山
【山域】妙高連峰
【コース】笹ヶ峰から山頂往復
【メンバー】10人
【天候】11日:曇り 12日:曇り後雨


 火打山。なんと響きのよい音であろうか。本来、この計画は高谷池ヒュッテの泊まりで、

のんびりと行きたかったのだが、私の会社自体も土曜日の休みなどと言うものがなく、夜行日帰りの予定にしてしまった。結果的には当社長には申し訳ないが、今年の仕事量は例年に比べると数段の落ち込み。急遽、11日の土曜は休みになるのが早くに分かったので、土曜の昼2時の出発とする。先発隊の主な役割は、テントの設営が挙げられるが、もう一つ忘れてならないのが、後発隊、5名が仕事を終えて新潟を6時に出発してくるので、現地での雰囲気を作り、何の抵抗もなく自然になじめるように空気を作ることにある。

 その為にはキャンプ場の芝生のテント設営も大事となってくる。周囲のキャンパーの迷惑にならない様な場所の選び方も、重要なポイントに挙げられる。笹ヶ峰キャンプ場での料金1張り1000円、1人400円が必要になるが、異を唱えるものはいない。

 設営場所の選定が良かったのか、後発隊を待つまでの間、アルコールが進んだのは言うまでもない。翌朝、3時半頃近くで人の話し声がする。誰だ?。なにか聞き覚えのある声。火打山に登れる興奮を抑え切れないでいるのだな?。無視をして眠りを取る。隣のテントでも身内の話し声がし始めたので起きる事とする。

 12日、5時45分位から総勢10名のメンバーで出発。この山の日帰りは始めてである。約1時間で黒沢に到着。ここで朝食となる。あまり腹は空いていないが、ここで食べておかなければと腹に押し込む。約15分位かな、食事を終えて、いよいよ十二曲、富士見平へと歩き出す。前に来たときは十二曲の大きな岩の所が、この度は歩き易くなっていた。登山道も段々と変わっていくなー。12曲を越えると富士見平へ向かう木道となるが、ここでも変化があった。麻袋が木道の前後に敷きつめられていた。これも時代のながれなのかなー?と思いつつ足を進める。富士見平の分岐から高谷池ヒュッテへと歩く。この前後だったか?傘を止して歩いていたのは・・・。やがて左手に火打山、焼が目に飛び込んできた。久し振りの光景。高谷池ヒュッテも目に飛び込んできた。

 ヒュッテのテーブルにて思い思いに休憩をとる。当初、予定にはなかったがこの場所で30分を費やす。想定外。この辺では雨具を着て山頂を目指していた。途中、雷鳥平、山頂近くでは雪渓が残っていた。遠い頂に思いをはせながらようやく立つことが出来た。記念写真を撮る。振り返ると真っ白。急いでヒュッテへと足を向ける。何と下りの足の早さには驚かされる。途中、写真など撮っていようものなら、尚さらである。上り及び下山時、多少の期待もあったが、雷鳥との遭遇はかなわなかった。

 昼食はこれまた想定外の小屋の中の休憩とする。1時間100円、良心的な額ではないですかね。自炊の場所にての休憩となる。居心地が悪かろうはずがない。時間が足りない位の快適さである。1時間の昼食後、再び小雨の中を歩き出す。富士見平分岐の手前で雨も上がる。道はドロ道であるが、何かここまで歩き通せた事が余裕をもたせてくれた。黒沢を過ぎた小さな沢でドロ靴を洗うなどして無事に駐車場にたどり着いた。ヒュッテで30分という予定外の時間を費やしたが、ほぼコースタイムに沿った歩きが出来た。
皆さんお疲れ様でした


<登山口を出発>



<高谷池ヒュッテ前にて>



<高谷池から火打山>



<お花畑>



<火打山山頂>


<高谷池ヒュッテを後にする>