俎 倉 山

会山行ku-ninn65
【日時】2009215日(日)
【メンバー】5人 <県山協冬山講習会>
【天候】晴れのち雨
【山域】
【地形図】東赤谷
【時間記録】
 新潟7:00 = 赤谷車道終点8:20 − 林道終点ブナ林9:58 − 俎倉山山頂11:0011:35 − ブナ林上部11:5514:20 − 車16:05


 県山協の雪山講習会に今年も会で参加した。2月に開かれるこの講習会に私もほとんど毎年参加している。厳冬期の俎倉山に登頂する、というのが、毎冬のチャレンジ目標となっていたからだ。以前はこの講習会は3月に開かれていて、その時に一度登頂していた。2月になってからはやはり厳しく、私が参加したときはいつも時間切れで山頂を断念せざるを得なかった。山に登る前にビーコンやゾンデ棒の講習があり、それも登山時間を短くしていたが、講習会なので仕方なかった。個人で登れば登頂するチャンスはいくらでもある。だが、なぜか、私の冬の俎倉山登頂=冬山講習会での登頂だった。

 今冬はここ数年まれに見る小雪となった。いつも講習会が行われる送電線の広場は雪がほとんど無く、講習会は上のブナ林でとなった。ワカンも付けずに歩き出す。林道から短絡尾根を行き、また林道にぶつかった所でワカンを付ける。雪が締まっているのでラッセルもほとんど無しで林道をつめて行く。

 林道が終るとブナ林が広がる。天気は下り坂の予報だが、まだ青空も見えていた。天気も良く、時間も早いということで、講習会は山頂ピストンの後となった。登頂できるチャンス到来となった。

 ブナ林の中を馬ノ髪山との稜線を目指して行く。雪も締まっていて歩きやすい。760mピークから少し下り、山頂への急斜面にかかる。クラストしていると大変だろうが、今回は適度にもぐるので都合よかった。

 急登を終えると山頂だった。風がないので日が差すと暖かい。飯豊連峰や二王子岳はガスの中だったが、目の前には蒜場山が白く輝いて聳え立っていた。夏道の尾根も目の前だ。棒掛山や会越の山々もよく見える。20年以上ぶりの山頂だった。本来の厳冬、冬山とはいえないかもしれないが、2月の山頂である。念願を果たし最高の気分だった。

 全員で記念撮影をして下山にかかる。日は陰り始め、風も出てきていた。稜線から外れ、ブナ林の上部で昼用のツエルトやテントを張る。昼食の前に講習会。昼食を終え、出発する頃にはガスが湧き、車に戻った時には雨となった。





 <山頂直下>


<山頂での記念撮影>

<お昼場所でのテント村>