個人山行ku-ninn72
【日時】2009614日(日)
【メンバー】3
【天候】曇りのち晴れ
【山域】飯豊山塊
【地形図】長者原
【時間記録】


  久しぶりに大境山に行ってみることにした。この季節はブナの新緑や上部のヒメサユリ、山頂から残雪の飯豊の眺めが素晴らしく、お気に入りの山のひとつだった。

天気は晴れの予報。登山口となる酒屋さんの前に車を止める。すでに3台の車が止まっており、1台は県外ナンバー。人気の山になったようだ。酒屋さんの横に流れる川沿いから奥に入る。小沢(側溝?)から山手に入るところには立派な道標が立てられていた。

沢から離れると急登が続く。私の記憶では急登はワンピッチのはずだったのだが、長く辛い登りが続く。だが、登山道は踏み跡程度から、しっかりとした道となっていた。迷いやすかった沢状の箇所も目印テープがなくてもはっきりと分かるようになっていた。広葉樹林帯の見晴らしの利かない中、急な山肌を登っていく。

874mピークまで急登は続く。一挙に600mほどの高度を稼ぐことになる。このピークから飯豊主稜につながる尾根を歩くことになる。道は小沢を渡り、そこからまた急な尾根上の登りとなる。途中ガレ場にヒメサユリの花が目に付くようになる。サラサドウダンやウラジロヨウラク、ナナカマドなどの花々も咲き競っている。山頂直下で下山パーティー1組とすれ違う。

天気は曇りでなかなか晴れ間が広がってくれない。展望も今ひとつのようだ。山頂は2パーティー、5人と賑わっていた。私たちも仲間に入れてもらって大休止とした。山頂からの大展望もこの山の魅力の一つなのだが、今回は見えずじまいとなった。

前述したように、この時季に登る山としては好きな山だった。だが、今回登って、この山は急登で難儀の山だ、ということを実感した。県内外から登られるようになった大境山。晴れれば飯豊連峰の格好の展望台となる。でも、私にとっては辛い山のひとつとなってしまった。




<サラサドウダン>



<ヒメサユリ>




 <ブナ林>