志 津 倉 山

会山行ku-ninn67
【日時】200931日(日)
【メンバー】11
【天候】曇り時々晴れ
【山域】
【地形図】博士山
【時間記録】新潟6:00 = 大岐8:30 − 尾根取付8:48 − 山頂下鞍部10:30(志津倉山頂ピストン)13:37 − 林道14:39 − 車15:01


 久しぶりの積雪期の志津倉山山行となった。登山口となる大岐集落へ向かうが、今年は本当に雪が少なく、数年前まで来ていた時は雪の一枚バーンだった車道も乾いていた。首都圏ナンバーの車が止まっており、1パーティーが出発した直後だった。他のパーティーに会うのは初めてで、志津倉山の積雪期ルートもメジャーになったようだ。

 天気は高曇りで、青空が広がり始めていた。まずは車道を行く。雪が締まっていて歩きやすい。沢が入り込んで、車道が大きくカーブをしているところの尾根に取り付く。尾根はブナ林が最初から広がる。1ピッチで柳沢峠手前。そこから急斜面を登り終えると1047mピークだ。博士山の山容が大きく広がっている。尾根がいくつも張り出しているので、以前登った尾根がどれか分からないのが残念。

 1047mピークからもう一度急斜面を終えると、広大な山頂台地の一角に出る。見事なブナの原生林が広がってもいる山頂だ。樹間からは飯豊連峰が光り輝いて見える。青い空と白い雪、そして重厚かつ美しいブナ林。里の雪山の素晴らしさが凝縮されているような山頂だ。この素晴らしい光景は変わらないでいる。

雪はもう春の雪で適度に締まっており、好き勝手に歩いていく。緩やかな起伏の山頂台地にテントフライを張り、山頂を往復してくる。積雪期ルートの山頂は夏の三角点ピークではなく、本峰のほうだ。最初に来た時に古びた道標を見かけたが、朽ちてなくなってしまったらしい。

 下りは多少雪が腐り歩きにくかったが、快適に下山する。登り口の大岐集落が710mなので、山頂と標高差500mほどである。危険な箇所もなく、もちろんヤブこぎもない。それに美しいブナ林が堪能できるという、楽しい雪山満喫ルートである。