兎 ヶ 倉 山

会山行ku-ninn63
【日時】2009125日(日)
【メンバー】9
【天候】晴れのち曇り
【山域】
【地形図】日出谷
【時間記録】
 新潟7:30 = 倉ノ平9:23 − 尾根上10:26 − 小休止10:5811:07 − 兎ヶ倉山11:40 − 545mP12:0314:53 − 林道15:32 − 車15:54


15年ほど前の忘年山行以来の兎ヶ倉山となった。その時は天気が悪く霙模様で視界はゼロに近かった。針葉樹林の中の沢沿いの道を行き(荒天なのでもちろん暗い)、山頂直下が急登だったということ、山頂に電波塔()があったということ、それだけの印象の山だった。

日曜日に天気が良いサイクルになったのか、今週も晴天となった。放射冷却現象で冷え、津川の温度計はマイナス8度だった。倉ノ平集落の一角に車を止めさせてもらい、ワカンを付け、出発する。サラサラの新雪ラッセルだ。日陰は寒いが、日が差しているところは風がないので暖かい。

まずは林道を行く。正面に見える兎ヶ倉山は見事な三角錐でそそり立っている。沢が近くなり、渡れそうな所で兎ヶ倉山から481m水準点に伸びる尾根に取り付く。林道から尾根上に取り付くまでは膝下のラッセルだったが、尾根上は風が強いのかそれほど積もっていない。地図上ではガケマークになっている箇所も気にならなかった。

尾根上の道は素晴らしい展望が楽しめた。川内山塊の山々が違った角度で見渡せられた。御神楽岳は一段と輝いており、兎ヶ倉山山頂には人工物が光っているのも見える。山頂直下が急なのは一目瞭然で、下りが心配ということもあり、急斜面の鞍部、標高545mの木が伐採されているピークでお昼のテントを張ることにした。

山頂へは空身でピストンする。尾根上の急な斜面にはワイヤーが取り付けられている???夏道と合流したのだろうか。いや、夏道は回り込んで山頂だと聞いたのだが、なぜ?。急な斜面を登り切ると、所狭しと電波塔やアンテナが立っている山頂に着いた。360度の視界が得られる山頂。阿賀野川と国道49号線に挟まれた山頂でもあり、孤高の山といった感じだ。山頂から各方向に伸びている尾根がよく分かる。たおやかな尾根も続いている。それらの尾根を使い、いろいろなルートから山頂に達してみても楽しいかも…そんなことを描いた登頂になった。雲が広がってきてはいたが、遠くは磐梯山が光っており、棒掛山や蒜場山はすぐそこに見えた。

テントに戻り、大休止とする。ここもナラの立ち枯れが多く、見て回ったが、ヒラタケではなく、ナメコだった。カチコチに凍っているナメコで、食べられそうなもの、採られそうなものを選んで回る。旬の時季だと相当の収穫になったに違いない量が付いていた。が、しかし、この辺りは無雪期に来られる所なのか分からない。山頂からワイヤーの付いている尾根を下れば来れそうなのだが、そこまでしてねえ、という感じだ。

以前登った暗い印象は払拭され、また、違う尾根を使い登頂したい、と思わせる山行となった。地図を見て、研究しよう。積雪期には楽しい山となりそうだ。



<兎ヶ倉山を見ながら林道を行く>



<山頂に続く尾根を行く>



<山頂の電波塔とアンテナ>


]<テントを張った545m伐採地ピーク>