吾妻連峰・天元台スキー場〜明月荘〜滑川温泉


会山行ku-ninn96
【日時】2010822日(日)
【メンバー】1人+2人(沢登り)
【天候】晴れ
【山域】吾妻連峰
【地形図】
【時間記録】新潟4:30 =(南陽経由)= 米沢駅8:10 = 天元台湯元8:50 = 天元台スキー場上9:42 − 人形石10:12 − 藤十郎10:51 − 弥兵衛平分岐11:30 − 明月荘11:45 − 大滝沢12:3413:50 − 大滝展望台14:5415:07 − 滑川温泉15:27 =(喜多方経由)= 新潟


 会山行が大滝沢の沢登りだったので、同行させてもらい、吾妻連峰の一角を縦走することにした。吾妻連峰は久しぶり、縦走も大分前だったので、まったくと言っていいほど憶えていない。初めての山のようでワクワクする。途中、米沢駅で降ろしてもらい、バスに乗り、一番楽そうな天元台スキー場から主稜線に上がるコースにする。天気も良さそうなので、快適な稜線漫歩を期待して出かけた。

早朝、南陽市経由で米沢に入る。バスの時間まで1時間ほど駅でブラブラし、天元台スキー場へと向かう。スキー場でロープウェー、リフト3基をつなぎ最上部に上がる。時間にして50分ほど、1800円で標高1820mまで連れてきてもらえる。そしてそこから30分も歩けば、主稜線に出れる。スキー場のおかげで、手軽に楽して高山的ムードを楽しめちゃうのだ。

人形石まではものすごい人だったが、縦走路に入ると静かな山歩きとなる。稜線上はガスが湧き、展望が今ひとつだが、涼風の中、快調に足を進める。岩っぽい道を下りきると、いろは沼の湿地帯になる。ここからは木道が敷設されているので歩きやすい。草紅葉にはほど遠いいが、リンドウやウメバチソウなど秋の花が咲いている。藤十郎を越えると、湿原が広がる弥平衛平の緩やかな登りとなる。数人の人が湿原の中にいるので、見てみると、種子を採っているようだ。湿原の復元作業なのだろうか。

明月荘への分岐で主稜線とは離れる。木道を緩やかに下ると明月荘だ。樹林帯に建っている小屋は大きく、きれいに整備されている。いつかは泊まってみたい小屋だ。滑川温泉への道を数分下ると、金明水という水場もある。

登り始めたのが遅かったので、登山道を急ぎ足で大滝沢へと下る。道がトラバース気味になったところで、沢の方から男性の声が聞こえる。道が大滝沢にぶつかったところで、やはり仲間はもう乾杯をし、くつろいでいた。2回目ということもあり、先回より大分短時間で遡行できたそうだ。相変わらずきれいな沢だったと、興奮して話してくれた。ここで私も昼食の大休止とする。

十数年ぶりの吾妻連峰縦走。それも縦走路のほんの少しを歩いただけだったが、新鮮な気分で歩くことができた。登りがほとんどないことも魅力で、手軽に高山の稜線漫歩を楽しめた。今度は秋の紅葉時に歩いてみたい。


<人形石>

<いろは沼を見る>








<明月荘>