三岩岳〜窓明山

個人山行ku-ninn99
【日時】2010101617日(土・日)
【メンバー】2
【天候】曇り一時晴れ
【山域】尾瀬山塊
【地形図】桧枝岐・内川
【時間記録】 
<10/16>  小豆温泉10:10 −  尾根分岐12:2512:43 − 避難小屋14:20 − 三岩岳14:5715:05 − 避難小屋15:40
<10/17> 小屋7:20− 窓明山8:208:30 − 家向山尾根10:35 − 昼食12:1012:55 − 登山口13:10 − 車13:20


 久しぶりに秋の三岩岳に登ることにする。天気は晴れの予報。小豆温泉手前の駐車場に車を止め、歩き出す。いつもだと尾根コースを行くが、今回は沢コースを行く。なんと言ってもキノコの季節である。キノコがあるに違いないと思っていると、案の定、歩き出して数分でナラタケに遭遇。朽ちた木にびっしりと生えている。上で泊まるので持っていけず、袋に入れて明日取りにくることにする。それからは正にキノコ天国(オーバー!?)で、ナラタケ、ブナハリ、クリタケなどを収穫しながら歩く。ナメコはまだ出たばかりのようだ。紅葉は真っ盛りちょっと手前といった感じで、赤、黄、緑の色のグラディエーションが美しい。やはり三岩岳はブナ林が素晴らしい。ブナに交じっての広葉樹の葉も色とりどりに彩られている。

 上に登るにつれ、ガスの中に入ってしまう。針葉樹が目立つようになると道も緩やかになり、小屋が現れる。針葉樹林帯の中にあるので春は見つけにくい小屋という印象があったが、今回みたいな季節には水場も目の前にあり、宿泊には便利な小屋といえるだろう。老朽化した薪ストーブがあったが、撤去されていた。小屋に荷物を置き、三岩岳の山頂をピストンする。ガスは濃く、湿原の草紅葉もぼやけて見える。山頂からも見晴らしは利かなかった。山頂は大範囲に伐採されているので、晴れていれば素晴らしい展望が得られるのだろう。小屋に戻ると4人パーティーが到着しており、単独お2人と私たちで、8人が宿泊となった。その晩はとても賑やかだった!!!

 次の日も高曇りの天気。窓明山への縦走路を行く。急斜面を下りきると湿原に出、緩やかな登りで窓明山頂に着いた。春に来た時は360度の素晴らしい展望だった。今回は樹木も邪魔しており、視界は利かなくて残念。いずれ歩きたい会津朝日岳〜丸山岳の稜線を見てみたかった。

 窓明山の尾根道もブナ林が広がっている。前日もキノコを数キロ収穫したが、今日も同様にあるに違いない、と心弾ませて下る。こちらもブナ林が素晴らしく、紅葉の三段染めが見事だ。また、中急斜面の尾根道で、そう荒れてなく歩きやすい。時折、林の中にキノコの探索に入りながら行く。声を上げるほどの大収穫はなかったが、前日と同じくらいの収穫量になった。小屋の宿泊パーティー以外は会う人もなく、これ以上ないくらいの光景の中、静かな山歩きとキノコ採りを思う存分楽しめる山となった。さて、いったん車に戻り、前日収穫したキノコを忘れずに取りに入る。今回が今季初めてのキノコ採り山行だったが、大収穫となった。これから冬にかけてはキノコ採りが楽しめる山行が続く。楽しみな季節到来だ。