八 海 山

会山行ku-ninn115
【日時】20111023日(日)
【メンバー】4
【天候】曇りのち雨
【山域】越後三山
【地形図】
【時間記録】新潟6:45 = 八海山スキー場 = ロープウェー山頂駅9:10 − 四合半9:35 − 女人堂10:1510:25 − 千本檜小屋11:15 − 地蔵岳〜不動岳 − 千本檜小屋11:5514:00 − 女人堂14:35 − 山頂駅15:35 − 車16:00


10月の定例山行は両神山の予定だったが、変更して八海山とした。20年くらい前に一度登ったきりの山だ。多分その時も展望が利かなかったと思うが、今回も予報は悪い。八ツ峰縦走はあきらめ、9合目の避難小屋でゆっくりとする計画を立てた。

 駐車場は空いており、ロープウェーにはすぐに乗ることができた。標高差約770mを5〜7分で運んでくれる。山頂駅周辺は観光客でにぎわっている。15分ほどで展望台などを回るハイキングルートがあるそうだ。そのルートを外れ登山道に入ると、静かな山となる。天気はガスが流れる薄曇り。山頂付近は見えないが、下の視界は開けている。紅葉は少し遅いといった感じ。ブナの林が広がる緩やかな起伏の道を行くと、大倉口コースとぶつかる四合目半に着く。大倉からここまでのコースタイムは3時間半、それが25分で来られるのだから、ロープウェーの威力は絶大だ。ほぼ平坦だった道が急登になると、女人堂に着いた。ここにはログハウス風の避難小屋が建っている。水場からは急登となり、鎖が付いた岩場が出、登り切ると薬師岳だった。千本檜小屋と地蔵岳がかろうじて見える。

千本檜小屋周辺は大勢の登山者でにぎわっていた。私たちは八ツ峰のうち、地蔵岳をピストンしてくることにする。天地人のオープニングで、直江兼続役の妻夫木聡が立っていた峰だ。小屋からは10分ほどで着く。ガスっているので、視界はなし、高度感もない。あの時はにぎわっただろう山頂も静かだ。ここから八ツ峰縦走が始まるのだろう。今回は縦走の予定でもなかったので、隣の不動岳のみを往復し小屋に戻った。

 雨が降り出しそうなので、千本檜小屋の隣の避難小屋の中で大休止とする。宴たけなわのころ雨が降り出し、小屋を出るころには本降りとなっていた。登りだけでも雨に降られなかったので良しとしよう。下山途中、気になっていたキノコを探索する。ツキヨタケかと思っていたのが、なんとヒラタケの群生だった。ワーイ、ワーイと大喜びして収穫する。4人で分けても大収穫となった。キノコの香りとともに、ルンルン気分でロープウェー山頂駅に戻る。天気も悪いので乗車客はいないだろうと思っていた山頂駅は観光客でごった返していた。

 以前登った時に、胎内くぐり≠ニいうものがあったと記憶していた。だが、今回はそのような箇所は通らなかった。帰ってガイドブックを見てみると、女人堂の下にある、とあった。どうしたのだろうか。気になるので、また、行かなければならない。ロープウェーを使うと楽に高山気分を味わえるし、天気の良い日に、高度感ある八ツ峰を縦走してみたい。どのような展望が開けているのだろう。


 <登山道を行く>




<千本檜小屋と地蔵岳>



 <千本檜小屋と避難小屋>



 <収穫したヒラタケ>