針ノ木岳、蓮華岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳、縦走


【日時】20117161718日(土、日、月)
【メンバー】
8人(内3人は71617日)
【山域】針ノ木岳、蓮華岳、スバリ岳、赤沢岳、鳴沢岳、岩小屋沢岳、縦走
【地形図】鹿島槍・黒部湖(5万分の1)
     黒部湖・神城・十字峡(
2万5千分の1)
【時間記録】

 1日目 新潟発4:30 = 扇沢駐車場(845〜915) − 大沢小屋(1050〜1110) −針ノ木峠14 20
 2日目 テント場545 − 針ノ木峠600 − 蓮華岳(700〜710) − 針ノ木峠800 針ノ木岳(900〜920) − スバリ岳(1005〜1015)赤沢岳(12:00〜12:20)− 鳴沢岳13:00 −岩小屋沢岳1445 − 種池山荘16:00 − 柏原新道登山口 18:10  扇沢駐車場にてテント泊


1日目 天気 快晴。
樹林帯の林道を時々車道に出ながら進む。鳴沢と赤沢を横切り(風が心地よい)大沢小屋に到着。小屋の中で休み腹ごしらえをする。小屋の裏にトイレと水場あり。水が冷たくておいしい。ここで軽アイゼン(500円)を借りるのを忘れる。

[百瀬慎太郎(日本ではじめて山案内組合をまとめる。大沢小屋と針ノ木小屋を建てた。)の「山想えば人恋し、人思えば山恋し」の案内板(扇沢バスターミナルに有り)やレリーフ(大沢小屋にあり)を見逃す。]
いよいよ日本3大雪渓のひとつ針ノ木雪渓をめざして出発。登りも本格的になってくる。

大沢小屋から20分くらいで雪渓に取り付く。アイゼンがあった方が良かったと反省。私はないため時々スリップ。それでもなんとか前行く人の踏み跡に助けられ登る。風が冷たい。半袖組はシャツを着る。時々ベンガラでルートがつけられている。

雪渓を登りきった後、ジグザクと針ノ木峠をめざす。休みたいなあと思いつつ、チングルマが「がんばれ」と励ましてくれる。「休みたーい。」下ってくる中年御夫婦「びっくりするくらいもうすぐですよ」との声に元気がでる。

少し登ると本当にそこが針ノ木峠。うれしかったー。

先に到着したA会長はテント場の予約に。テント場は満杯なので好きなところにテントを張るようにとのこと。Sリーダーの到着を待ち2人でテント設営地を捜しに。

針ノ木岳に一番近い場所にテント設営。私たちのみのテン場。正面に蓮華岳を仰ぎ見。

誰にも気兼ねなく思いっきり宴会を楽しむ。明日のことなど忘れて・・・・・・。

夕食メニュー:海草サラダ、きのこ・ベーコントマト風味のスープ、焼肉(モツ、レバーなどなど)、いかの一夜干し+飲み放題。食材の買出しは今回G女史+Sリーダー。

Sリーダー曰く「G女史からの食料買出しリストを見ながら、最高の食材を購入した」とのこと。最高においしかったです。

2日目 天気 快晴。
4時起床。リゾット(昨日のスープ+ご飯)を食べ空荷で蓮華岳へ。針ノ木峠に下るのがもったいないと思いつつ。針ノ木峠でTママさん、Yママさん(途中まで登ってこられた)と合流し蓮華岳に登る。

岩礫にコマクサがいっぱい、いっぱい、愛らしく顔をのぞかせてくれる。チングルマも負けじと可愛いい。山頂には若一王子の神社の奥社が。360度の大パノラマ。絶景でした。富士山、槍、穂高、剣岳、立山連峰etc、無数の山並。ハイポーズ。後ろ髪をひかれつつ下山。Tママさんのみシロバナコマクサに出会う。見逃しました。後日写真をいただく。(ありがとうございました。)本物見たかったです。

これからが大変でした。テント場で荷物を担ぎ、針ノ木岳へゆっくり登る。針ノ木岳も360度の大パノラマ。またまた絶景。黒部湖の全容が。遊覧船。ロープウエイ。束の間のやすらぎを楽しむ。そしてこれから進む稜線がくっきりと・・・・。不安・・・。大丈夫か・・・・。

針ノ木岳からは岩場を一気に下り登り返してスバリ岳へ。

スバリ岳から赤沢岳の登りが結構きつい。A会長曰く「アップダウンはそれほどない」と言われたのにと思いつつ。とにかく、鳴沢岳、岩小屋沢岳、どのピークの登りもきつかったです。でも雷鳥(可愛かったです)に出会えて感激しました。

時々、沢からの「なによりもの最高のごちそう」(Yママさんの名言)の風に息を吹き返し、シナノキンバイ、コバイケイソウ、キヌガサソウ、サンカヨウ、チングルマ、ニッコウキスゲ、ハクサンチドリetcのお花畑(最高でした)に慰められ、なんとか種池山荘をめざす。(種池山荘のテント場には泊まれないかもしれないとA会長の予告はあったが。)

予告どおり。種池山荘のテント場は一杯。扇沢まで下ることに。みんな何もしゃべらずひたすら下りました。(疲れると無口になるらしい。)途中から元気を盛り返したY氏が先発隊として先に下り、柏原新道登山口まで車で迎えに来てくれました。本当に、本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。

夕食メニュー:マカロニサラダ、きのこ・ベーコンコンソメ風味のスープ、ラーメン、+アルコール
おおざっぱな私は料理人(助手でしたが)失格でした。遠い将来リベンジ予定。


- 追伸 - 

3日目は小旅行でした。
今度はもっと大きなザックで参加します。そしてラーメンも担いで、バテたらラーメンをY氏にお願いします。(今回Y氏のラーメンを私が担いだら、Y氏元気倍増。先発隊になったのです。これをみんなで「針ノ木岳ボッカ大事件」と名づけました。)