宝蔵山(山スキー)
個人山行(山スキー・なんちゃってテレマーク)
【日時】2011年2月6日(日)
【メンバー】Oza1,M(悠峰山の会山スキー突撃隊),ゲストF
【天候】 晴れ
【山域】 川内
【地形図】 越後白山
【時間記録】 中大谷(標高100m)8:32 − 尼池山(小休止)462m10:21〜10:30 − 標高685m地点<昼の憩い>11:25〜13:36 − 尼池山14:15 − 夏道取り付き(橋)14:50 − 中大谷15:04
天気の良さそうな日曜日,近くの山でも雪の量は十分だろう.山スキー2回目O氏を誘い6年ぶりの宝蔵山に突撃である.O氏の山連れ合いF氏もスノーシューで参加だ.
先週までの連続寒気は途絶え,昨日から相当な陽気だ.先々週の大方山の新雪パラダイスから一気に春の雪となっているだろう.しかしながら,早朝の凍結した雪面を予想し,ザックに一応スキーアイゼンを忍ばせる.
中大谷の一番奥まで除雪してあり,車の置けそうな場所を探していると,地元の方が,声をかけてくれ,除雪用の重機を移動して駐車場所を確保してくれる.ありがたい.
早速林道上を歩く.雪の表面はまだ凍っていて,つぼ足でも大丈夫そうだ.昨日あたりに付けたと思われる複数のスキーとスノーシューのトレースがきれいに残っている.
田んぼから杉林に入り,コンクリートで護岸された沢を渡って,夏道の登山道なりに今日は登る.その取り付き部分はちょっと急になっているが,表面が固くなっているだけで,踏み込むと少しは潜る雪なので,用意したスキーアイゼンの出番なく適当にジグを切って登ると緩やかな灌木帯となる.
そのまま夏道沿いに登っていくと,標高270m付近で分かれていた前日のトレースと一緒になる.昨日のトレースは,以前登った時と同じように林道脇の沢を詰めてきたようだ.
先を見上げると,細い灌木斜面の上に松の木が1本だけ取り残されたように立っている.この付近は最近伐採されたようで,高柳からの林道が合わさる送電線の鉄塔付近まで大きく開けている.
この辺りまでくると,雪も緩み汗が出てくる.尼池山で小休止し,汗を拭き,日焼け止めを塗りなおす.
高柳からの登山道が合わさる辺りで視界も開け,粟ケ岳が望める.日笠がかかり,天候の悪化を知らせているが,今日は天気がいいうちに余裕で帰られるだろう.
【530m付近からの粟ケ岳】
過去2回板を脱いだ標高570mの斜面も今回は雪がしっかり付いていて,余裕で登られる.
【中央左の木が切れているところが570m付近の登路,雪が十分付いている.】
【570m斜面を登りきったところ】
わずかな登り降りを交えながら,尾根なりに高度を稼ぐ.ようやく宝蔵山の山頂付近が望めるようになる.
【670m小ピーク】
【670m尾根へ】
670m尾根は,両側が切れているが,今回は雪がたっぷりでなんら問題はない.宝蔵山も大きく迫り,左手には白山が望める.
【670m尾根,左ピークが宝蔵山】
本日は,標高685mの尾根で終了とし,昼の憩いに突入する.風もなく,宝蔵山や白山を眺めながらのんびりする.
【中央左の最奥が白山】
帰りも夏道を忠実に下る.途中,尼池山にいた高柳から登ってきた二人連れと声を交わす.この辺りは雪も適当で,なんちゃってテレマークでも滑りを楽しめる.送電線を過ぎ,切り開きが終わり,灌木帯となる付近から,なんちゃってテレマークにはちょっと手ごわくなる.夏道取り付きの最後の急斜面をなんとか滑り下りると,あとは中大谷まで林道を行くだけだ.
【620m付近】
【送電線付近の切り開き】
【220m付近】
【夏道の取り付き】
宝蔵山は,滑りはそれほど楽しめないが,結構変化に富んでいて,山頂からは川内の山々が手にとるように望め,新潟からも近くなかなか侮れない.今年は雪が多いようなので,残雪期にはもっと楽しめるだろう.
--------- 登路 --------- 降路