甲斐駒ケ岳&仙丈ケ岳

会山行ku-ninn114
【日時】201191719日(連休)
【メンバー】9
【天候】晴れ
【山域】南アルプス
【地形図】
【時間記録】
9/17(土)新潟=戸台(後発)=北沢峠(先発)
9/18(日)北沢峠6:45 − 仙水小屋7:20 − 仙水峠8:008:10 − 駒津峰9:309:45 − 駒ケ岳11:1511:45 − 駒津峰13:0013:15 − 双児山13:4013:55 − テン場15:15
9/19(月)テント4:40 − 5合目分岐6:106:20 − 小仙丈ケ岳7:057:15 − 仙丈ケ岳8:058:20 − 小仙丈ケ岳9:009:05 − テン場10:30


 先発隊5人は朝新潟を出て、北沢峠のテン場に入っているそうだ。私たち後発隊4人は新潟を18時に出て、23時前に戸台の駐車場に到着、小雨模様の中テントを張る。それから朝方まで登山者の車が次々と到着する。バスのことが気になり、翌朝まだ暗いうちにバス停に並ぶ。大勢の登山者で、定時より早く出たバスは補助席まで使い、超満員。大きな荷物も膝の上で抱えて座る。荷物代も払っているのに、と思うが、仕方がないか。北沢峠には6時過ぎに到着。天気は快晴で肌寒く感じる。10分ほど歩いてテン場に着く。テントは3、40張はあるだろうか。テン場のはじっこに先発隊が8テンを張って待っていてくれた。その横に私たちのテントを張り、今日の目的、甲斐駒ケ岳に向かう。

 登りは仙水小屋、仙水峠を経て駒津峰に向かう。駒津峰は見晴らしの良い峰で大勢の登山者でにぎわっていた。甲斐駒はそびえ立ち、白い岩肌が美しく見える。ここからはヤセ尾根の岩場っぽい道を行く。途中巻き道への分岐を見逃してしまい、尾根の直登ルートを行くことになる。大勢行き来しているので、落石に注意したほうがよいとアドバイスを受ける。岩場の道を慎重に登りつめると山頂だった。360度の素晴らしい展望が待っていた。大きなカールを形成している仙丈ケ岳はドシリと目の前に広がっている。そして、そそり立っている北岳や鳳凰三山、富士山などのパノラマが開けていた。登山者もいっぱいで、順番で記念撮影をし、頂上を後にする。帰りは岩場を避けトラバースルートを行き、駒津峰からは双児山経由で下る。尾根上の道で、双児山を登り返し、北沢峠に向かって樹林帯のジグザグ道を下る。北沢峠には最終バスに乗る人たちでにぎわっていた。私たちはテン場に戻り、大宴会となる。夜は満天の星空。台風が近づいているのに、静かな、美しい夜が過ぎていった。

 翌日はお昼過ぎのバスに乗りたいので、暗いうちに起床し朝食、ライトを点けて歩き出す。今日も快晴のようだ。樹林帯の中、途中何本かの道と合流し、5合目で小屋への分岐となる。歩き始めは寒かったが、陽が上がると暖かくなった。樹林帯の急登を終え、森林限界を越えると小仙丈ケ岳に着いた。北岳が大きくそびえ立ち、鳳凰三山もたおやかに横たわっている。昨日と見る角度が違うので、山容の変化がおもしろい。小仙丈ケ岳からはカール上の稜線漫歩となり、展望を楽しみながらルンルン♪気分で歩く。ウラシマツツジが赤く色づき美しい。稜線歩きを楽しみ、余裕を持って仙丈ケ岳に着くことができた。山頂からは昨日と同様大パノラマが広がっていた。北岳から続く南アルプスの山々が連なっている。中央アルプスは昨日より近くに見える。登ったことがないので、山が分からないのが残念。甲斐駒の横に八ヶ岳が連山を成している。そして、北アルプスの山々が遠くだが見え、奥の方に槍ヶ岳も確認できる。最高の展望が広がっていた。続々と登山者が登ってくるので、小休止の後、下山する。テン場でテントを乾かしながらの昼食の後、バス停に向かう。夏と秋の分岐の時季だったが、最高の天気の中、南アルプスの2座を満喫することができた。


 <駒津峰からの甲斐駒ケ岳>


 <鳳凰三山と富士山>


<仙丈ケ岳>


 <仙丈ケ岳の下り・甲斐駒、八ヶ岳に向かって下る>




<小仙丈ケ岳からの北岳>