巻機山 米子沢

会山行  OZA1
【日時】 2011828日(日) 
【メンバー】 3名
【天候】 曇り時々晴れ
【山域】 三国山脈
【コース】 清水 桜坂駐車場~米子沢~井戸尾根
【地形図 2.5万】 巻機山
【時間記録】 

桜坂駐車場発 7:30 – 米子沢入渓745頃 – 二俣(昼休憩)11:4012:40 – 巻機山避難小屋13:0013:20 – 桜坂駐車場着 15:30


会山行で西ゼンを計画していたが、時間的な都合から米子沢に変更した。米子沢は平成18年の9月に会山行で遡行してはいるが、5年も経つと記憶もあいまいになっている。まして先回は偶然、新潟山岳会のパーティも一緒だったし、又、A会長や先輩の後を追いかけるような形で登っていたので、米子沢はっきりとしたルート取りは覚えていない。しかし、A会長も自分も2度目なので、あまり緊張感もない。

朝、440分、新潟を出発する。A会長は昨日飲み会だったとのことで、朝からグロッキー状態。OGUと一緒に大丈夫なのだろうかと心配したが、六日町に着いたら、元気に回復していた。さすがだ。コンビニで買い物を済ませ、桜坂の駐車場に向かう。駐車場に到着すると既に満杯の状態に近く、町や道路が空いているのと対象的に大賑わいなのはびっくりだ。県外ナンバーの車も多く、全国区の山であることを実感させる。

沢登りの支度をすませ、出発する。車道を少し戻り、左の林道をしばらく歩き最後の堰堤の手前でところに降りて、入渓する。しばらくは伏流で水のないゴ―ロを歩く。先日の大雨水害の影響か両岸が崩れて更に川幅が広がっていた。30分ほど歩くと水が出てくる。ここから滝やナメが現れ始める。ナメ沢を左に分けると連瀑の大滝になるが最初はそれと気づかず、左岸を登ろうとしたが、よく見ると右岸に巻き道があった。先回は直登したような気がするが、今回は素直に巻き道に入る。巻き道を終え、沢に戻ったところで休憩とする。

その後は適当な滝やナメを登っていく。以前の記憶があまり無い状態だが、そう難しいところもない。手がかりの無い場所は会長から、おたすけスリングをたらしてもらう。一過所、少し苦労した場所があった。釜の先が2段の滝となっている場所で先行パーティが右壁を大変そうに登っていたように見えたので、会長が左壁に取り付き登って行ったが、やはり右壁が簡単だとのことで、滝を横切ってロープで確保してもらい右壁を登った。この場所とその上の以前ツッパリで登ったチムニー滝、その次の20m二条の滝、そして大ナメの手前の12m滝が今回の核心部といえるだろう。比較的容易だが、いずれも落ちればただではすまないので、慎重に通過した。本来ロープ確保をするべきだろう。

今回も確保器具や登攀用具は持っていったが、ほとんど使わずただの重りとなってしまっている。支点確保、支点工作とかしてみたいなあと思うも、また機会を逃してしまった。どこかできちんと練習をしてみたい。

大ナメに上がっても、最初は傾斜があるのでスリップに気をつかう、転ぶと水流に乗って滝下まで落とされそうだ。その後滝もいくつか出てくるが、少しづつ傾斜は緩んでいき、源頭の雰囲気となってきたところで二俣に着く。草付きに上がり昼休憩とした。

1時間ほど、のんびりとした時間を過ごした後、沢を詰め避難小屋へ向かう。避難小屋で沢靴を登山靴に履き替え、下山する。かなり疲労があるものの、2時間余りで桜坂駐車場に着いた。帰りに駐車場代500円を払い、六日町の日帰り温浴に入ってから新潟に向かった。



大滝手前


簾状の滝


二条の滝


  

ENJOY  米子沢


大ナメ


下山 (避難小屋からニセ巻機へ)