長 井 葉 山

会山行ku-ninn103
【日時】20111910日(日・祝)
【メンバー】8
【天候】曇り/雪
【山域】朝日山塊
【地形図】羽前葉山・長井
【時間記録】
<1/ 9> 新発田IC6:30 − 白兎9:35 − 700m付近テン場14:15(泊)
<1/10> テン場8:10 − 1200m下付近10:40 − テン場11:3512:00 − 車14:10


恒例の会の新年山行は今年は長井葉山になった。数年前まで積雪期には必ずといっていいほど登った山なので、とても懐かしい思いで参加した。新潟を出るときは雨だったが、県境近くから雪となり登山口は雪模様、積雪も7、80cmはありそうだ。登山口の森林公園まではもちろん行かれない。駐車場スペースに困り、地元の人に頼んだら、親切にも敷地内に止めさせてもらえた。

すぐにラッセルとなるので駐車場からワカンを付ける。森林公園までの車道にトレースが付いていたのは助かった。すぐに尾根に取り付く。公園の施設なのか、尾根上にログハウス風の建物が建っている。林道よりは楽かもしれないが、それでも膝下までのラッセルとなる。交代にラッセルを続けるが、距離はなかなかはかどらない。ここ数日で降った雪のようで、下が固まってなく、歩きにくい。薪ストーブがある山頂小屋を楽しみに参加したメンバーがいるが、とても山頂まで着けるとは思えない。

高度を上げるにつれ積雪も増え、膝上くらいまでのラッセルとなり、先頭は空身でのラッセルをしていく。針葉樹林帯に入ったあたり、多分標高は700mいくかいかないかくらいだろう。雪も止みガスが晴れてきたところで、行動終了とした。山頂ははるか遠く、高く見え、私たちではどう頑張っても明るいうちにたどり着けないことがわかった。

みなで雪を固め、テン場を作る。風はなく静かだ。標高も低いのでテントの中に入れば暖かい。明るいうちから宴会となった。ドンッと1升瓶が出てきたのをはじめ、アルコールが次々に出てくる。これだけ担いでいれば重く、ラッセルもはかどらないはずだ。新年山行だということで、ご馳走も出てくる。夕方からまた雪が降り出してきたが、大・大歌合戦で盛り上がり、テントの中は熱気でいっぱいの夜となった。

翌朝は雪も止み、高曇りの天気となった。山頂を目指して行けるところまで行こうということになる。といっても3人だけで、あとはテントに待機(宴会の続き?)となった。雪は深いが空身なので、前日よりは距離がはかどる。針葉樹林帯を抜けるとブナ林になり、尾根の傾斜も増してくる。ラッセルは腿あたりまでもぐり、速度は遅いが、確実に高度を上げていく。時折青空が広がってくれるのがうれしい。風は冷たいが、厳冬のブナ林は美しいの一言だ。

葉山から派生する顕著な尾根に乗る。風が強いせいか、雪が少なくなったように思える。その尾根を登り切ると広く平坦なところに出た。山頂部の一角に着いたのだろう。この広い尾根上を方向を変えて行くと、針葉樹林帯に入り、山頂小屋に着くはずだった。このラッセルだと、30分くらいで着くだろうか。天気は曇りで、見晴らしは利かない。12時過ぎには戻る約束もしていたので、今回はここで戻ることにした。この雪でここまで来れたということで満足だった。

テントに戻ると、仲間がほとんど撤収してくれていた。昨日はここでも相当の積雪量だと感じたが、上部から戻ってくると、これだけ!?という感じになる。雪の下りは楽だ。薄日も差し、暖かい。途中でゆっくりと休憩しても、大分早くに下山できた。途中、温泉から天気はまた悪くなり、帰りは吹雪、道は凍結し、大変な帰路となった。

<テン場>




<1200m下付近>



 <ブナ林の尾根>




<下山>


<車道を帰る>