那須岳&峠沢~中ノ沢
個人山行 oza1
【日時】 2011年8月14日~15日
【メンバー】 3人
【天候】 晴れ後曇り
【山域】 那須連峰
【コース】
8/14 茶臼岳~朝日岳~三本槍岳
8/15
深山ダム~三斗小屋跡~峠沢~中ノ沢(下降)
【地形図 2.5万】 那須岳
【時間記録】
<8/14> AM8:30 那須ロープウェイ発 – 9:20茶臼岳 -- 10:30 朝日岳 – 三本槍岳 11:10~12:00 – 14:00 那須ロープウェイ駅下駐車場
<8/15> AM6:20 深山ダム奥駐車地点 - 7:25 三斗小屋跡 – 7:35湯川(苦土川)入渓- 峠沢~中ノ沢下降 – 14:45頃 三斗小屋跡 - 15:30頃 深山ダム奥駐車地点着
先回の南沢のメンバーで8月14日と15日のお盆休みに都合をつけられたので、一泊二泊で那須岳にやってきた。OGUがまだ、那須岳は登ったことがないとのことだったので、主峰である茶臼岳、朝日岳、三本槍岳を1日目に上った後、深山ダムに移動してテント泊をし、2日目は流石山の井戸沢を遡行して中ノ沢を下降しようと計画した。先回と併せて「今年は那須特集だ。」などと言って軽口を叩いていたが、計画は思うようには行かないのだった。
初日はロープウェイを使用した観光登山だ。ロープウェイ駅から目の前に茶臼岳が聳える。ロープウェイを降りた後、砂と岩の瓦礫を登って行く。茶臼山頂で展望を楽しんだ後、峰の茶屋に下り、朝日岳に向かう。朝日岳も岩山で荒々しく見え、最初はあんなところを行くのか?といった感じではあるが、実際行ってみると整備されていて歩きやすい。朝日岳から見る茶臼岳も迫力満点だ。三本槍岳に向かうと景色は変わり、緑多いたおやかな山容となる。短時間で絶景を堪能できる正にいいとこ取りの山行だが、下部から上がってくる苦労が無いことが、感動を薄くしているような気がする。
<ロープウェイ山頂駅> <山頂駅より茶臼岳に登る>
<茶臼岳山頂> <茶臼岳より三本槍岳方面>
<朝日岳を仰ぐ> <朝日岳山頂>
三本槍岳で昼食休憩としたが、持ってきたのは、調理の必要が無いものばかりだったので食事は短時で終わり、これといってすることも無いので、50分休憩した後、下山する。
<三本槍岳山頂> <朝日岳からの茶臼岳>
来た道を戻り、峰の茶屋の分岐を更に下っていく。下に降りるに従い気温が上がり暑くなってきた。県営駐車場のある峠の茶屋でかき氷がとても美味しそうだったので、思わず注文した。店の人に駐車場が空いているが、混雑状況はどうかと尋ねると、今年は原発の問題で観光客がずっと減っていると言っていた。
せっかく那須にきたので、有名な鹿の湯につかりたいと思い行ってみた。鹿の湯は板張りの浴槽が6つあり41℃~48℃までに温度が分かれていて奥に行くにつれて熱くなっている。46℃以上の浴槽に入れる人はなかなかいないようだ。体か洗えないので、さっぱり感はないが、効能があるのか、いつもあった腰痛が取れたような気がした。
その後、夜のキャンプの為の買出しに行くが、高速のICへ向かう車で渋滞していたため、結局付近のコンビニで食料の調達をした。必然的に調理のいらないものばかりになった。林道途中に車を止め、テントを張って夜の宴会となった。開放感から、缶ビールの他、日本酒や焼酎などを飲んでしこたま酔ってしまっていた。
次の朝、テントを撤収し6時20分頃から歩き始める。飲みすぎで頭が痛く、具合が悪い。林道のわずかな傾斜が非常にきつく感じた。頭をボーとさせながら三斗小屋跡を過ぎ、入渓点の橋のある場所に到着。その後もボーとしながら歩く。途中釣り人が2人いて、川に入られると魚が連れなくなると言われる。しかし止める訳にもいかないので、なるべく川に入らず行きますと言って、その場を後にした。最初は入らないように努めたが、すぐに入らなければ進めなくなり、結局ザブザブと沢の中を歩くことになった。
<二日酔いで林道を歩く> <三斗小屋跡>
<入渓地点> <湯川>
入渓後すぐにあるはずの井戸沢の出合いがなかなか見えてこない。一時間位歩いておかしいなと思い、地図を見て、間違っていることに気づいた。戻るにしても時間がたち過ぎているし、釣り師のおじさんにもバツが悪い。飲みすぎでテンションも落ちていたので予定を変えて峠沢を遡行して登山道から中ノ沢へ移動して下降するということにした。二股を峠沢に入る。何ということのないゴーロ沢で、表現が見つからない。何も考えずにただ歩いていたら、登山道が横切る場所を見逃して、ずっと上まで遡行してしまった。標高差にして100m以上引き返し、登山道を見つけ中ノ沢の渡渉点から中ノ沢を下りる。
<峠沢> <中ノ沢>
ここも峠沢と同じで滝もなく、何ということもない沢であった。「少しナメが多い分、峠沢よりいいかな。」などと考えているうちに夕立になった。雷と増水にびびりながら、急いで沢を下る。林道に出ても雨は止まず、ずぶ濡れになりながら車に戻った。なにかと大変な一日だったが、本日の行動の意味が見つからないまま帰路に着いた。