五頭 西小倉沢

会山行  OZA1
【日時】 2011724日(日) 
【メンバー】 2名
【天候】 曇り
【山域】 五頭山塊
【コース】 魚止め滝駐車場~
【地形図 2.5万】 出湯
【時間記録】 

魚留の滝駐車場発 8:40 – 大荒川入渓910 – 西小倉沢分岐 9:40 – 三階の滝上11:10 – 二ノ峰と三ノ峰の間の稜線 12:50 – 五ノ峰(昼休憩) 13:1514::20 - 魚留の滝駐車場着 15:20


三週続けての沢登りです。今日はA会長と五頭の西小倉沢にやってきた。昨日は会のYさん宅で夜遅くまで飲ましてもらい楽しかったが、代償として少し体が重い。まあ慎重に行けば大丈夫だろう。2年前にA会長と西小倉沢に入ろうとして1回目は間違って大荒川の本流に行ってしまい、途中から藪尾根を迷走、3週おいて2回目にようやく西小倉沢を遡行できたが、詰めでは30分位の藪漕ぎで四ノ峰へ出た。
今回は遡行図通り一ノ峰を目指すことにする。

 A会長と笹口で待ち合わせ、A会長の車で五頭山に向かう。五頭少年自然の家を通過し、魚留の滝の駐車場に着くと、すでに数台の車がありほぼ満杯の状態だった。

 頭がぼけており、短パン姿で沢靴を履いてしまい、着替え直したりして身支度に時間がかかる。A会長は足が速いので入渓までの山道に最初から息が上がる。堰堤の上で大荒川に入渓する。

本流の最初の滝を慎重に越える。2番目の滝、先回は登ったが、今回は巻いた。西小倉沢に入り、最初のヨシベエの滝も巻く、三十三間の滝ももちろん巻きだが、この高巻きが急で長く、降り口も不明瞭だ。木の枝に捕まり、登りとトラバースを繰り返すがなかなか厳しい。A会長の的確なルート取りでやっとのことで滝の上の東小倉沢との二股に降りた。少し休憩し、西小倉沢をいくと今度は沢は左に曲るところに15mの滝がかかる。先回は左壁脇のブッシュの部分を巻いたが、ほぼ垂直で先回ぎりぎりだったので、今回は前方のヒドの部分を高巻いてもらうようA会長に進言する。2年前と違い、どうも難しい部分に自信が無い。先回4ノ峰に出た枝沢を見送った先の、5m位の滝はA会長はフリーで登ったが、ロープ確保をお願いする。その先の登るのが難しそうな10mの滝の手前の枝沢を詰める。途中の更に二股になるところは左に行く。標高800mを過ぎても、きれいなぶな林の中に沢の状態が続く。これはもしかすると藪こぎは少ないかも、と期待が膨らませる。やがて沢は涸れ、さあこれからと薄い藪を掻き分けるとすぐに二ノ峰と三ノ峰の間の登山道に出た。これはすごい。ベストの選択だ。こんなにスムーズに稜線に出たのは予想外だった。

 気分も晴れ晴れと登山道を五ノ峰まで歩いていく。五ノ峰では昼食休憩とし、ビールを飲みながらゆったりとした時間を過ごし開放感に浸る。山頂は意外に空いており、我々の他には親子2人組と単独の登山者だけだった。赤安山経由で降り、魚留の滝駐車場に着くとまもなく、某山岳会の沢登りの一団が下山してきた。同じく大荒川支流のエノ倉沢に行ってきたとのこと。リーダーの方は71歳と言われていた。相当なベテランの方だと思うが、年齢より若くも見え、なんとも凄いなと感服する。自分もかくありたい。
帰りは月岡の日帰り温泉「ほうづきの里」で入浴し帰った。


入渓地点


本流の最初の滝


五ノ峰の鐘