天狗角力取山

個人山行ku-ninn116
【日時】2011年11月19・20日(土・日)
【メンバー】4人
【天候】曇り時々雨
【山域】朝日連峰
【地形図】
【時間記録】
19日 新潟6:00 = 大井沢・南俣沢出合10:05 − 粟畑15:05 − 天狗小屋15:20
20日 天狗小屋9:30 − 粟畑10:00 − 水場11:05 − 車12:45


久しぶりの天狗角力取山だ。天気予報は悪いが、小屋の魅力で行くことにする。

素晴らしいブナ林があるし、キノコも採れるかもしれない……

4時間もあれば小屋に着くでしょ!と歩き始めた。

バカ平の唐松も木々が葉を落とし、冬の風情になっている。

唐松林を抜けると、尾根上の道となり、ブナの林となる。

青空だったら、美しい光景が広がっているのだろう。ちょっぴり残念。




天気は霧雨。だが、気温が高く、冷たい雨には感じない。

雪は900mくらいから出始める。

途中から雪が多くなり、締まっていないので歩きにくい。

重荷なのに、雪で足をとられたり、滑ったり、疲れてしまう。

葉が落ちきっているブナ林。思いついたようにキョロキョロしてみるが、キノコは見当たらない。

休みながら、ゆっくりと、粟畑まで5時間もかかった。果てしなく長く感じた登山道だった。




やっと着いた粟畑から15分で天狗小屋にたどり着く。

きれいで快適な小屋だ。朝日連峰の小屋は立派な小屋ばかりだ。もちろん水場も近くにある。

宿泊はもちろん自分たちだけ。2階にテントフライを張り、快適な一夜を過ごした。

もちろん大歌合戦! トイレも中にあるので、安心。

夜半過ぎに土砂降りの雨となった。



朝には雨は上がっていた。予定では障子ヶ岳を縦走して下山だったが、

朝寝坊をして縦走は即断念。ゆっくりとした時間を過ごす。

天狗角力取山山頂。なんと、初めての登頂だった。

今までは天狗小屋と天狗の相撲場までで、下山していた。

かわいらしい木の標識がある山頂。主稜線はガスで見えない。

晴れていたら、どのような光景が広がっているのだろうか。



粟畑まで戻り、縦走路を来た道を戻る。

天気は回復し、青空が広がりつつある。

障子ヶ岳を見る。ピラミダルな山容で、カッコがよい。



ブナ林に入ったころから、天気は急速に悪くなり、雨となる。

登りで苦労させられた雪もほとんど雨で解けていた。快適に下れる。

今回の山行は荒天の予報だったので、長靴で登ったのだが、雪でも雨でも、何も気にせず歩ける。

冬枯れの山を満喫した2日間。これからの季節、楽しい山行きが待っている。