個人山行ku-ninn117
【日時】2012113日(正月)
【メンバー】3
【天候】
【山域】
【地形図】
【時間記録】
1/1(晴れ)    新潟11:00 = 裏磐梯スキー場リフト上14:40 − テント15:20
1/2(曇り/ガス) テント8:50 − 中ノ湯跡9:30 − 磐梯山頂12:40 − 中ノ湯跡14:55 − テント15:10
1/3(曇り/晴れ) テント10:40 − スキー場上11:10 − 車12:00


今年の新年山行は磐梯山。裏磐梯スキー場から入山、途中で幕営し、山頂をピストンする計画とした。

元旦は晴れ。風もなく穏やかで、太陽の日が暖かい。リフトを乗り継ぎ、スキー場上から歩き出す。重荷だと、リフトの乗降は恐怖の一言!!



銅沼からは薄っすらと残っているトレース跡を行く。積雪は7、80cmほどだろうか。中ノ湯へ道が急登になる手前、1200m弱の平原にテントを張ることにする。テン場のすぐ上から見た櫛ヶ峰は真白く輝いている。そそり立っている姿は、標高1600mちょっとの山には見えないほどだ。夜は満天の星空。風もなく、底冷えした夜だった。



翌朝は曇りで、ガスが濃い。中ノ湯跡から顕著な尾根上の急登となる。積雪はワカンで2、30cmくらいもぐるほどで、夏道どおりに行ける。途中、道がトラバース道となり、それが平坦になると磐梯山への急な登りへとなる。あと1時間もあれば山頂に着けるだろう。ガスが濃く、視界は利かない。積雪で夏道も分からなくなる。方角を見て進むが、まだ安定していない雪なので、踏み抜くと股下くらいまでもぐってしまう。



山頂へは樹林の中、ヤブこぎをしながら強引に進む。やっと山頂直下で夏道と合流。夏道にはしっかりとしたトレースが残っていた。それからは楽になり、夏道のありがたさを痛感する。

山頂はガスの中だった。石祠と三角点だけが視界に入る。風は立っていられるほどなので、それほど強くはない。記念撮影をしてすぐ下山する。山頂を去る時、何度も振り返ってみた。風で雲が流れ時折明るくなるが、灰色の世界は変わらない。この時季は仕方ないか、と自分に言い聞かせて下りにかかった。登りはほぼ休まずだったので、下りはゆっくりと休憩をとりながらテントに戻る。夜は雪となるが、前夜よりも暖かい。この日もお正月のご馳走でにぎやかな夜となった。



最終日はスキー場に下るだけなので、ゆっくりと朝を過ごす。青空が顔をのぞかす天気だが、風が強く冷たい。夜の積雪でトレースは消えていた。お昼近くになりテントを撤収して出発、あっという間にスキー場の上に出る。一人は山スキーなので、スキー場をさっそうと下ったが、私たちワカン隊はスキー場の端をテクテク歩かせてもらい、車に戻った。




雪山の季節がきた。どこの山に行こうか。楽しい山行が続く♪