代塚山(山スキー・テレマーク)
個人山行(山スキー・なんちゃってテレマーク)
【
【メンバー】Troll,M(悠峰山の会山スキー突撃隊)
【天候】 小雪
【山域】 飯豊
【地形図】 大日岳・川入
【実録時間】 藤巻(標高532m)8:06 − 尾根取り付き(第2砂防ダム:標高625m)08:44 <休憩> 08:55 − 標高950m尾根 10:39 <休憩> 10:50 − 山頂1231.6m 11:08 <昼の憩い> 12:43 − 第2砂防ダム(標高625m)13:11 <休憩> 13:21 − − 藤巻 13:33
今年の県山協の冬山講習会は新発田の焼峰で,山スキーには不向きとのことで,昨年に引き続き代塚山に突撃である.いつものように藤巻の除雪終了地点に車を置く.昨年と雪の量は,さほど変わらないようだ.
【県道からすぐに林道へ】
弥平四朗への県道から林道に回り込む.締まりきっていない古い雪の上に10cmくらいの新しい湿り雪が積もっていて,概ね林道の道型に沿って歩く.2番目の砂防ダムのところでシールを付ける.ここから本格的な登りとなる.
【最奥の第2砂防ダム】
この先,標高差で50mほどであるが本格的な登りどころかここが一番の急登である.過去にはガリガリ斜面であったような記憶しかない.今日は新雪がここで20cm程度締まり雪の上に乗っていてスリルはないが,微妙に下にずれる雪のために苦労させられる.
この急登をクリアしてしまえば山頂まで明瞭な尾根を辿るだけである.昨日までの陽気で粉雪は全く期待していなかったが,ここまで上がるとそれなりの白い粉である.さすがにこの辺りでは雨ではなくてそれなりの雪が降ったのである.木に付いた真っ白な雪が何でもない灌木の森を素晴らしいものにしている.
【標高800m付近:3D】
【標高900m付近のぶな:3D】
919m標高点の尾根と合わさる付近から大きなぶなが目立つようになり,意外にも雪も軽くなる.山頂付近の雪の量は昨年の方が多いような気がする.
【標高1150m付近】
【標高1190m付近,再奥のピークが山頂】
【山頂ピーク:3D】
山頂は,いたって分かりやすい.そこだけお椀を伏せたように出っぱっている.その北側に緩やかな鞍部が広がっていて昼の憩いには最高の場所である.辛うじて三国岳とそれに繋がる稜線が見える.今日は時折日も差すが,大した降りではないが終始小雪が舞っている.
モノポールテントも2回目となるとこつがつかめてくるのだ.中はぬくぬくで,なかなか快適である.
【山頂北側鞍部で昼の憩い:3D】
帰りの滑りは思いのほか雪が良くて快適である.特に900m付近までは木の間隔も十分広く楽しめる.降るにつれ次第に雪も湿って重くなる.第2砂防ダムの上の雪はクラストし始めていてちょっと手強い.それでも第2砂防ダムまでは,あっという間.しばし休憩後,後は登りのトレースを滑ったり歩いたりすると藤巻の集落が見えてくる.
【藤巻の集落】
藤巻からの帰路,途中の県道に3台の車が止まっていて,たった今山から降りてきたようなのである.以前も本日と同じく代塚山に来た帰りに,たぶん同じところの急な斜面を大勢の人が降りて来ているのにびっくりしたことがある.大花山にでも登ってきたのだろうか.それにしても大勢の人が見上げるほどの急斜面を昇り降りしているのである.地形図で見る限り,代塚山の方がよっぽど登山対象となるような気がすると思っていたところ,飯豊の湯でその人達の一人とご一緒となり,謎が解けました.
そこから登った龍ノ山の先に洞窟があり,そこの「氷筍」を見に行ってきたのだそうです.何でも先週には地元案内による見学ツアーもあったようです.結構有名らしく前回も氷筍観察登山御一行様だったのですね.人生の大きな疑問が解け,すっきりです.
登路 --------- 降路 --------