権内尾根〜杁差岳

会山行ku-ninn131
【日時】201261617日(土・日)
【メンバー】3
【天候】曇り/
【山域】飯豊連峰
【地形図】杁差岳
【時間記録】
<6/16> 新潟6:30 = 登山口8:55 − カモス峰11:05 − 権内ノ峰11:50 − 千本峰12:40 − 前杁差岳14:30 − 杁差岳 − 避難小屋15:20(泊)
<6/17> 小屋9:45 − 前杁差岳10:20 − カモス峰12:1513:30 − 車15:30


 天気予報は両日とも雨マーク。足ノ松尾根から登り、頼母木小屋泊、翌日杁差岳を往復する計画とした。新潟を出る時は曇り。もしかしたら雨は降らないかも、と期待しながら胎内スキー場を過ぎる。と、第1(?)発電所の奥でまだ通行止めとなっていた。今冬の豪雪のせいもあるらしいが、どうも鳥のヒナが巣立ちそうだとのこと。佐渡のトキといい、八木ヶ鼻のハヤブサといい、今年は鳥のヒナラッシュだ。



車道を延々と歩けるわけがなく、車をUターンさせる。さて、どうしよう。時間も時間なので、胎内から近い権内尾根から杁差岳に登ることにし、大石ダムに向かう。準備をしていると、雨がポツポツと当たりだし、本降りとなってしまった。



 久しぶりの権内尾根。それも晩秋から初冬にかけて訪れていたので、夏に登るのは十数年ぶりとなる。雨に洗われた緑は美しい。が、足は重く、カモス峰に着く前にバテ状態となってしまった。2人には先に行ってもらい、休みながら、ゆっくりと登る。今回のコースタイムは標準コースタイムの1.5倍はかかっている。



前杁差岳の下で、仲間の声がする。あまりにも登ってこないので、迎えに来てくれたそうだ。必死で登っていたつもりだが、4〜50分も遅れてしまっていたようだ。天気は回復し、ガスも晴れている。ここからは稜線漫歩が楽しめる。ハクサンチドリやマイヅルソウ、シラネアオイ、ハクサンイチゲなどの花が咲いている。杁差岳からも展望が得られた。


 杁差岳の避難小屋は修繕工事が行われていた。1階は工事関係者が寝泊りしているとのことで、私たちは2階に行く。今年はやはり雪が多く、沢筋にはまだ雪がまったりと残っている。水場も雪で使えないということなので、雪解け水を汲みに行く。貸し切りなので、濡れものをすべて干し、暖をとりながら宴会の準備をしているうちに、ガスが湧き、暴風雨となった。



翌日も天気は回復しなかった。同じ道を下るだけなので、ゆっくりと出発することにする。修繕工事の人たちは早くから作業している中で、私たちは朝から宴会ムード。ホテルのチェックアウトの時間並みの出発となった。大熊尾根への分岐標識には、“通行止め”となっている。吊り橋が流されたそうだ。



 本降りの中の下山となる。カモス峰でテントフライを張り、昼食休憩をとる。途中で採ってきたウルイ入りのラーメンは美味!冷えた体に最高のご馳走となる。ウドも探したが、雨の中の下山では力が入らず。今回の収穫は……と、月夜平まで下りてきたら、昨日小さかったキノコが食べ頃となっていた。やはりナラタケじゃん!!思わぬ大収穫に大喜びして持って帰る。翌日食したが、秋のナラタケの風味とは違った味わいに感じた。本当にナラタケだったのだろうか???