博士山(本峰)

個人山行(なんちゃってテレマーク)

日時】2012421(土)

【メンバー】M(悠峰山の会山スキー部隊)

【天候】 快晴

【山域】 会津

【地形図】 博士山

【実録時間】 国道401号線(昭和村標高985m)9:10 − 王博士10:1110:20    博士山本峰 <昼の憩い> 10:5211:33    王博士12:04    国道401号線12:28


日曜日は天気が悪そうなので,急遽土曜日に突撃である.一人なので,本当は志津倉山に行くつもりで,大岐から除雪されている村道をいつもの取り付きまで行ったが望遠すると,どうも柳沢峠から上の急斜面が黒々している.行けないことも無いような気がしたが,楽しくなさそうなので,標高の高い博士山に突撃である.琵琶首や境沢の林道には雪はあるが,その辺の道路から見る山肌はそれなりに黒々してきている.春なのである.ようやくふきのとうが道端に出ている.

小野川を通り過ぎて国道401号線を柳沢峠方面へ進める.今日は昨年の4月に来た時よりも僅かに高い場所に車を置いて出発する.昨年よりも1週間早いが雪の量はこの辺でも多いようだ.滑るには十分である.根開きもそれほど始まっていない.ただし,この前の爆弾低気圧による強風のせいか,夥しい大小の枝が雪面に散らばっていて少々うっとうしい.

途中取り忘れていた赤テープを発見するが手が届かずあきらめる.雪が深いときに回収することにしよう.

柳沢峠からの夏道が付けられた尾根に上がると,付けたばかりのつぼ足のトレースが上に向かっている.そのつぼ足は王博士のちょっと手前でわかんを付けたようだ.

先週に引き続き本日も快晴である.暑いくらいなのだ.汗が出ないように歩くが,それでも時々汗が目にしみる.

王博士に至ると,山頂に一人休んでいるのが見える.王博士からのくだりに備えて私もそこで小休止する.その人は地元の会津高田の美里から来たそうだ.その方も本峰までいくとのこと.

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王博士:標高1455m

王博士からは一旦標高差で50mほどシールを付けたまま滑り降りる.ざらめ一歩手前の雪なので,シールを付けていてもそれなりに滑るのだ.

滑り降りたところから尾根なりに歩くと結構アップダウンがあるので,なるべく無駄なくルート取りを考えながら徐々に山頂に近づいて行くと黄金沢の源頭となり,ぶなの林となっている.

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黄金沢源頭のぶな:3D

僅かに傾斜が増すとすぐに山頂の雪堤が見えてくる.

今日は春らしい霞がかかっているが山頂に立つとまずは,はるかに白い飯豊の山並みが目に入ってくる.反対の西側に目をやると会津の燧ケ岳,会津駒,平ケ岳,中ノ岳,越後駒が分かる.中ノ岳の左の立派な高まりは丸山岳のようである.

 

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【左から丸山岳,荒沢岳,中ノ岳,会津朝日岳の奥に越後駒ケ岳】

山頂で昼の憩いを取り,あとは帰るだけ.帰りは登りよりも無駄なく滑っていかなければならない.登りでは気にならない僅かな登り返しでもスキーには結構効いてくるのである.それでも王博士の登り返しに比べれば,全く大したことはない.

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王博士への登り返し

シールは付けずに大きくジグを切ってひと汗かきつつなんとか王博士へと登り返す.王博士の先に登り返しらしい登り返しは無く,快適に滑ることができる.ただし,急に滑らなくなる雪もところどころあるので油断はできない.前方一回転が待っている.それと,くだるにつれて落ちている大量の枝が邪魔である.スキーは枝の上を滑るようにはできていないのだ!

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国道401号線