日  向  沢

個人山行  oza1
【日時】 201292
【メンバー】 2人+1(日向山尾根登り)
【天候】 晴れ後曇り/一時雨
【山域】 越後三山 中ノ岳

【コース】
十字峡~黒又川~日向沢(遡行)~中ノ岳登山道(下山)~十字峡 
【地形図 2.5万】 兎岳
時間記録】
AM805  十字峡トンネル手前駐車場 - 845 日向沢出合  935 二股(休休憩)- 10301100 30m大滝(30m)- 1220藪に入る - 1300 稜線登山道 - 13:301500 3合目で休憩 - 1600 十字峡 


日向沢は三国川の支流である黒又沢のさらに支流の沢で、中ノ岳登山道途中の日向山につきあげる。登山口は十字峡の中ノ岳登山道の入り口のコンクリート壁から黒又沢方面とかかれた踏み跡を辿って入渓する。

<日向沢入渓地点>指が--

今年の夏は猛暑に加え雨がほとんど降らなかったため、いつもは迫力の激流となっている十字峡ですら水量もなくサラサラという感じで、降りて水遊びができそうな状態だ。黒又沢はさらに水が少なく、日向沢にいたってはやっと流れているというところか。日向沢をしばらく行くとやがてF1(10m)の滝が現れる。左から簡単に越せる。



<F1、10m>

2のゴルジュ上の滝の右岸を慎重にトラバースして越えるとF320m2段の滝に到着する。A会長が左岸を登り、中段からロープを投げてもらうが、短くて届かない。仕方なく途中まで登って確保してもらう。中段のバンドのトラバースも左に落ちれば終わりなので慎重に足を置く。ここはできればロープをフィックスしたいところ。左壁を登ればよかったのかもしれない。


<F3、2段20m>

3を越えると見晴らしの良い二股に出て、休憩とする。ミニ一ノ倉沢のような岸壁が聳え、中々の景観だ。二股は左俣の方が空けているが本流が右俣なので右に入る。



<二股> 

大岩が散らばり、水が流れていれば、滝だろうと思わせる場所を通過していくと、水の流れている7m位の滝となる。ここでは、A会長に上から確保をお願いし、水流の左を登ってみた。

<奥の黒く濡れているのがF6、7m> 


 そして、ハイライトの30mのナメ滝だが、この滝は寝ていて、途中まではなんとなく登っていけるが、段々傾斜が増してきて上部の中央の水流寄りは手がかりがなく、ファイト一発状態になる。左壁のブッシュ沿いであれば問題ない。練習も兼ねて、ハーケンを打ち確保しながら登った。

30mナメ滝を越えたあと、写真をとらなかったことに気づき、ハイライトの部分だったのにとがっかりする。その後は、あいかわらずの大岩のゴーロ帯が続き傾斜も増してきて、バテバテとなる。

水も枯れ、干からびそうだ。最後の詰めは沢から途中で小尾根に乗り藪に突入。A会長について行けずバデバテの中40分位のきつい藪コギをして三合目と四合目の間の登山道に出た。出発から5時間もかかり、日向山に登っていたGさんを2時間も待たせてしまうことになった。

 3合目で昼食をとって登山道を下山していると、雨が降り出した。山沿いではあちこちで雲が湧いている。しかし、暑くなった体には丁度よく、雨具も着ずに十字峡下まで降りた。