宝蔵山〜越後白山
会山行ku-ninn118
【日時】2012年1月8・9日(日・祝)
【メンバー】5人
【天候】1/8(曇り)、1/9(曇り一時晴れのち雪)
【山域】川内山塊
【地形図】越後白山
【時間記録】
1/8 新潟7:30 = 白山登山口8:30 = 中大谷集落9:25 − 宝蔵山登山口9:55 − 山ノ神10:30 − 宝蔵山山頂14:25
1/9 テント8:20 − 白山山頂10:35 −(田村線)− 7合目11:10〜13:45 − 5合目14:05 − 神戸山分岐14:40 − 白山登山口15:40
1月の連休は宝蔵山から白山の縦走になった。白山の登山口に車を1台置いておき、中大谷集落へと向かう。林道入り口には登山者らしい車があり、トレースが付いている。私たちが準備をいている時に2台続いてやってきた。冬の宝蔵は人気があるらしい。登山口からワカンを着けて出発。トレースがありがたい。山ノ神で先行者に追いつき、お礼を言う。その方は途中までラッセルをしてくれ、感謝の一言。重荷の私たちには神様に思えた。それからは古いスキーのトレース跡を行く。深いところで膝上までもぐる。
<宝蔵山頂に向かう>
天気は曇りで視界は良い。木々の雪が落ちないので、気温は上がっていないようだ。山頂に近づくにつれ、ガスの中に入る。先行者のトレースのおかげで、思ったよりも早く宝蔵山の山頂に着いた。山頂の積雪は7、80cmくらいだろうか。夜は雲が切れ、月の灯りが明るい。新潟方面の街灯りのきらめきもきれいに見える。そして、テントの中はいつも通りの宴会で盛り上がった。
<山頂直下から振り向く>
<宝蔵山頂のテン場>
翌日も曇り。天候のよっては白山ピストンも考えたが、当初の予定通り縦走とする。縦走路途中で、青空が顔をのぞかせる。粟ヶ岳はじめ川内山塊の山々が見渡せ、歓声をあげる。縦走路は雪が多少締まったのだろうか。それとも荷が軽くなったのかな。昨日よりも歩きやすい。予定より早いペースで進み、思っていたよりも早く白山の避難小屋に着いた。小屋は2階からの出入りとなっている。天気は早くも下り坂で、雪が舞うガスの中の白山山頂となった。
<縦走路を白山に向かう>
<縦走路を振り返る>
<白山山頂小屋>
トレースが薄っすらと残っているので田村線を下ることにする。7合目の広くなったところで昼食とする。さっそくフライを張り、もぐり込む。途中、何組かのパーティーが行き来する。下山のトレースはしっかりとついているだろう。頼りないトレース跡だったので、安心してひと時を過ごす。
<7合目のブナ林>
5合目でトレースが分かれていた。ひとつは慈光寺に下る田村線で、ひとつは神戸山に向かっている。神戸山に登る時に使う尾根を経由して、駐車場に下りるのだろう。下山に使うパーティーが多いらしく、しっかりとしたトレースが続いている。もちろん、神戸山方面に向かう。積雪期に神戸山に登る時に使われる尾根を知りたいし、地図上の空白部分を埋めたかった。
<田村線を下る>
いくつかのアップダウンで、見覚えある尾根分岐に出た。目の前に神戸山が見える。ここで尾根の方角を変えて下りにかかる。途中で送電線をくぐり、尾根が細くなると、沢の音がして駐車場に着いた。昨年来たときに登りに使った尾根ではなく、下った尾根のほうだった。ひとり合点する。それにしても、慈光寺〜田村線より尾根を縦走する人が多いのにはびっくりだった。
天候に恵まれ、楽しい雪山歩きができた。積雪期は山の魅力が倍増する。大好きなシーズンだ。